
书籍名
大日本史料 第十编之二十九
判型など
536ページ、础5判
言语
日本语
発行年月日
2017年5月25日
ISBN コード
978-4-13-090479-7
出版社
东京大学出版会
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
『大日本史料』は、史料编纂所が編纂?刊行する日本史史料集のひとつである。『日本書紀』に始まる六国史のあとを受け、仁和3年 (887) から慶応3年 (1867) にいたる980年間を十六の編に分けて編纂するもので、現在は第十二編 (江戸時代初期) までが着手されている。
第十編は簡単に言えば“織田信長の時代”を担当する。信長が足利義昭を擁して上洛の動きを見せる永禄11年 (1568) 8月から、本能寺の変で惟任 (明智) 光秀に討たれる天正10年 (1582) 6月までがその担当時期である。
こう书くとたかだか足かけ15年に过ぎない。しかし日本史の基干となる编年史料集としては、信长の足どりだけを追いかけているわけにはゆかないのである。东は伊达氏や上杉氏?武田氏?北条氏、西は毛利氏?岛津氏など有力な戦国大名が独自の动きを见せ、それぞれが出す文书も多く残っている。
もちろん武家だけでなく、朝廷?公家関係の史料も多くあり、寺院?神社の史料、百姓たち?商人たちの史料など、あらゆる地域?階層による厖大な史料が生み出されているため、これらを年月日順に並べ、適切なかたちでまとめて活字化する作業には時間がかかり、いまようやく天正3年 (1575) 5月に到達したところである。
本册は天正3年3月13日から5月20日まで、约2ヶ月にわたる史料を収めている。鉄炮を効果的に用いたいくさとして着名な长篠の戦いはこの年5月21日に起きた。つまり本册は长篠の戦い前日までの记事を収めていることになる。そこで以下の绍介では、长篠の戦いに関连することだけに绞って述べることにしたい。
徳川家康の領国三河に侵入した武田勝頼の軍勢と、これを迎え撃つ家康軍、また家康を支援するため駆けつけた信長軍の動きに関する史料は、行動をいくつかの段階に区切ったうえで、日付を追って収めている。そこには関係の古文書だけでなく、のちの江戸時代に書かれた軍記?記録や、各大名家に仕えた家臣たちの系図や由緒書など、関係史料を収集して分類?配列している。その日 (およびその前後) に起きたできごとがこれらの史料によって理解される仕組みである。本冊の史料を見れば、両軍がどのような動きをした結果長篠の戦いに至ったのかをつかむことができる。
またこのなかには、長篠城の危急を救うために城から信長?家康のもとに派遣され、城に戻ってきたところで捕えられ殺害された鳥居強右衛門 (5月16日に没したとされる) に関する史料も含まれている。史料编纂所には、彼の磔姿を描いたとされる有名な旗指物 (「落合左平次道次背旗」) が所蔵されている。今回の編纂にあたり、史料编纂所が組織する共同研究により関係史料の調査をおこなった結果新たな事実が判明した。その成果については、史料とともに旗指物のカラー写真を収めたので、興味のある方はご覧いただきたい。
いよいよ次册が天正3年5月21日、长篠の戦いに関する史料を収めた一册となる予定である。
(紹介文執筆者: 史料编纂所 准教授 金子 拓 / 2017)
本の目次
正親町天皇 天正三年
叁月
十四日 信長、廷臣等ニ米ヲ頒ツ、亦、徳政ヲ令シ、門跡?廷臣等ノ借物等ヲ棄破ス、
十六日 今川宗誾 (氏真)、上京シテ、洛中洛外ヲ見物シ、是日、信長ニ相国寺ニ謁ス、
四月
五日 信長、書ヲ吉川元春ニ送リ、備前浦上宗景ト同国宇喜多直家ノ和ヲ講ゼシム、
八日 信長、三好咲岩 (康長) ヲ河内高屋城ニ攻ム、尋デ、咲岩降ル、
十日 琉球王尚永、天界寺南叔等ヲ遣シ、島津義久ニ聘ス、是日、義久、之ヲ饗ス、
十五日 徳川家康ノ臣大岡弥四郎、山田重英等ト謀リ、武田勝頼ニ内応ス、事露レ、刑セラル、是日、勝頼ノ将山県昌景等、三河ニ入リ、同国足助城ヲ攻ムルニ依リ、同城鈴木越後守、同城ヲ致ス、尋デ、勝頼、同国野田城等ヲ攻メ、之ヲ陥ル、
十五日 島津義久ノ弟家久、京及ビ伊勢等ノ寺社ヲ参詣ス、
二十九日 武田勝頼、三河ニ入リ、同国二連木?牛久保等ヲ火ク、是日、家康、同国吉田城ニ陣シ、其先鋒、勝頼ノ兵ト戦フ、尋デ、勝頼、徳川家康ノ将奥平信昌ヲ同国長篠城ニ攻ム、
五月
十三日 信長、徳川家康ノ属城三河長篠城ノ急ヲ救ハントシ、是日、兵ヲ率ヰテ、岐阜ヲ発シ、明日、岡崎ニ着ス、亦、長篠城ノ奥平信昌、鳥居強右衛門尉某ヲシテ、家康及ビ信長ニ城中ノ形勢ヲ報ゼシム、尋デ、強右衛門尉、長篠城ニ帰ラントシテ捕ヘラレ、誅セラル、
十八日 徳川家康、三河高松山ニ、信長、同国極楽寺山ニ陣シ、諸軍ヲ部署シテ、長篠城ヲ援フ、
二十日 武田勝頼、瀧澤川ヲ渉り、軍ヲ三河有海原ニ進メ、信長並ニ徳川家康ノ軍ト対峙ス、