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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い表紙

书籍名

大日本史料 第五编之叁十七

着者名

判型など

424ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2022年3月31日

ISBN コード

978-4-13-090237-3

出版社

东京大学出版会

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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『大日本史料』は、東京大学史料编纂所が編纂?刊行する日本史史料集のひとつである。『日本書紀』に始まる六国史のあとを受け、仁和3年 (887) から慶応3年 (1867) にいたる980年間を16の編に分けて編纂するもので、現在は第12編 (江戸時代初期) までが着手されている。第5編は、承久の乱後の後堀河天皇即位 (承久3年〔1221〕7月) から鎌倉幕府の滅亡に至る元弘3年 (1333) 5月までの約110年間を対象とし、本稿で紹介する『大日本史料』第5編37冊は建長3年 (1251) を取り扱っている。第5編の1冊目 (承久3年7月~貞応2年〔1223〕5月) が刊行されたのは大正10年 (1921) であるから、ほぼ100年をかけて30年分の編纂を行った計算になる。
 
『大日本史料』は、さまざまな事件や出来事の概要を「綱文」という簡潔な文章にまとめて時間軸にそって並べ、「綱文」ごとにその根拠となる史料を列挙していくという形式をとるが、史料に記録された全ての事件?出来事に「綱文」が立てられるわけではない。「綱文」を立てるか否かの基準は各編により違いがあるが、第5編の場合、朝廷 (院?天皇)?幕府 (将軍?執権) の動向を中心に「綱文」を立てており、「綱文」が立てられなかった史料は「年末雑載」として、各年の終わりに「災異」「神社」「仏寺」「学芸」などの項目に分類して収録している。
 
さて、『大日本史料』第5編37冊 (2022年) は、2014年刊行の35冊 (建長3正月~7月)、2018年刊行の36冊 (8月~12月) に続き建長3年 (1251) を扱うもので、「年末雑載」を収録している (なお、本巻には既刊分から収録漏れした史料を収めた「补遗」編を付している)。「災異」「神社」「仏寺」「公家」「諸家」「疾病?生死」「学芸」「荘園?所領」「検注」「年貢?公事」「訴訟」「寄進」「譲与?処分」「売買?流質」の14項目に適宜分類し、史料を収めた。「年末雑載」に収められる史料は文字通り多種多様であり、しかも「綱文」付きで掲載される史料と比べて研究者の目に触れにくいものが比較的多いのが特徴といえる。本冊の編纂にあたっては、史料编纂所が明治時代以来、150年以上にわたって地道に調査?集積してきた複製史料?目録情報や、近年発達が進むデータベースを検索することなどにより、できうる限り多くの史料を掲載することを目指した。
 
「年末雑载」と言われると、歴史的な価値?重要性の低い出来事という印象を受けるかもしれないが、けっしてそうではない。たしかに一つひとつのできごとはそれだけで歴史の本に载るようなものではないが、歴史学の対象は、何も国家?政治に限られるものではない。「年末雑载」を一覧すれば、鎌仓时代の人々の暮らしや信仰、地域で起きた大小さまざまな出来事に目を引かれることになるだろう。「年末雑载のほうが面白い」という声も闻かれるゆえんである。読者の皆さんも、ぜひ本书を手にとっていただき、史料が残した豊かな世界に触れていたければ幸いである。
 

(紹介文執筆者: 史料编纂所 准教授 堀川 康史 / 2023)

本の目次

大日本史料
 第五编之叁十七目次
后深草天皇
 建长叁年
  年末雑载
   灾异
   神社
   仏寺
   公家
   诸家
   疾病?生死
   学芸
   荘园?所领
   検注
   年贡?公事
   诉讼
   寄进
   譲与?処分
   売买?流质
补遗
大日本史料之叁十四
 建长二年
大日本史料之叁十五
 建长叁年
大日本史料之叁十六
 建长叁年

関连情报

大日本史料?史料综覧

 
自着解説:
所報 – 出版報告 (『東京大学史料编纂所報』第57号 pp.46-47 2021年10月)

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