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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い表紙に黄色の写真

书籍名

やわらかアカデミズム?〈わかる〉シリーズ よくわかる言语学

着者名

窪薗 晴夫 (編著)

判型など

232ページ、叠5判

言语

日本语

発行年月日

2019年10月31日

ISBN コード

9784623086740

出版社

ミネルヴァ书房

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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本書『よくわかる言语学』は言语学関係の諸分野(言语学、日本语学、英語学、日本语教育など)を専攻する大学生、あるいは言语学に関心を持つ他分野の研究者や一般読者に、言语学?言语研究のおもしろさと言葉の不思議さを伝えることを目指している言语学の入門書です。
 
执笔を担当したのは、编者である洼薗晴夫先生をはじめ、执笔顺に、高见健一、渋谷胜己、杉冈洋子、上山あゆみ、定延利之、松井智子、青木博史、広瀬友纪、小泉政利、秋田喜美、松冈和美の各先生にを加えた計13名の専門家です。カバーしている分野は、音声学?音韻論にはじまって、形態論、統語論、語用論、歴史言语学、社会言语学、心理言语学、実験言语学、言语類型論という諸分野だけでなく、機能文法や生成文法、認知言语学などの言语理論、オノマトペ、手話言语などの近年重要になっているテーマも含まれています。
 
言语学の入門書という位置づけですが、巷にたくさんある言语学の入門書とは少し違って、それぞれの分野でおもしろいところをまとめているという点が特徴的です。各執筆者が、自分がおもしろいと思っていることを、そのおもしろさが読者に通じるようにわかりやすく書くという方針のもと、各分野で重要なトピックについて、疑問に答える形で見開き2ページで解説しています。言语学の入門書というよりも言语学のおもしろいトピックの入門書というべきかもしれません。大学などで言语学概論などの講義を受けると、言语学の各分野の知識をまんべんなく勉強することはできても、各分野の専門家が重要だと考えているトピックが具体的にどういうものなのかについては必ずしも触れられません。そこに本書は答えます。
 
この本の中で私は言语類型論と呼ばれる分野を担当しました。言语類型論は、世界の諸言语を比較し、その共通点と相違点を調べ、人間言语に共通の性質である言语普遍性を明らかにする学問分野です。本書では、言语類型論の基礎となる言语類型が、語族 (共通の祖先に遡ることのできる言语群) や文字の系列などとどのように違うのかという点を確認した上で、世界の言语の特徴についての一般化である言语普遍性を解説しました。その上で、言语類型論において最も古典的かつ重要なテーマである語順類型論、アラインメントの類型論について考え、さらに、近年、言语と認知、文化との関係をめぐって注目を集めている意味類型論についても紹介しました。世界には、日本语を話す我々にとっては自然な「右」や「左」といった概念を表現する語を持たない言语があることに触れました。
 
最後に、この本のおすすめの使い方を紹介したいと思います。本書は言语学の入門書ではあるものの、必ずしも各分野で必要な知識を網羅的に解説したものではありません。そういう目的のためには言语学概論などの基本科目を大学等で受講するのがよいでしょう。本書が入門書としての真価を発揮するのはむしろそのあとです。入門講義を受けたり入門書を読んだりしても、それが実際どのように日常の言葉に関する疑問や研究テーマと結びついているのかは、ほとんどの場合、明らかではありません。そんなときに本書を読んで、言语学の基礎的知識とおもしろさの間のギャップを具体的で身近な研究トピックの解説を通じて埋めていってください。特に、言语学で卒業論文を書こうとする学部生が論文のテーマ探しに使用したり、修士課程や博士課程の学生が新しいテーマで研究を始める際のヒント探しに使用したりするのがお勧めです。東京大学文学部言语学研究室における私の授業でも実際そのように本書を学生たちに勧めています。みなさんも本書を通じて言语学のおもしろさを体験してみてください。
 

(紹介文執筆者: 人文社会系研究科?文学部 准教授 長屋 尚典 / 2021)

本の目次

はじめに

序 言语学とは何か
 1 言语研究の諸分野
 2 音声と形態
 3 文法と意味
 4 言语研究の多様なアプローチ
 5 言语研究の新しい視点

 第滨部 音声と形态
 
1 音声?音韵
 1 母音と子音
 2 母音の有標性
 3 音声素性と母音融合
 4 子音の発音
 5 子音の有標性
 6 音素と異音
 7 連濁とライマンの法則
 8 連濁と形態音素交替
 9 モーラの役割
 10 音節構造(日本语)
 11 音節構造(英語)
 12 語の韻律構造
 13 アクセントの類型
 14 アクセントの規則
 15 音韻構造と統語?意味構造
 16 リズム
 
2 形态论?语形成
 1 複雑語のまとまり
 2 複雑語の構造
 3 語形成の生産性と心内辞書
 4 規則活用と不規則活用
 5 新しい動詞の作られ方
 6 複合名詞の意味
 7 動詞由来複合語
 8 派生名詞の多義
 9 語のまとまりを超える語形成

 第滨滨部 文法と意味
 
3 机能文法
 1 語彙的使役と迂言的使役
 2 「~ている」構文
 3 「~てある」構文
 4 「ろくな…ない」構文
 5 「VかけのN」構文
 6 日英語の談話省略と情報の新旧
 7 英語の命令文
 8 相互動詞と受身文
 9 anyの使い方
 10 構成素否定と文否定
 
4 生成文法
 1 統語論とは何か
 2 文の構造
 3 文の構造と「移動」
 4 移動の制約
 5 繰り上げ構文
 6 繰り上げ構文とコントロール構文
 
5 認知言语学?日本语文法
 1 全称量化と存在量化
 2 世界のデフォルト状態
 3 事物のカテゴリ化
 4 文法化
 5 デキゴト表現
 6 きもちの文法
 7 体験と知識
 8 並列標識の偏った現れ
 
6 语用论
 1 ことばの意味と話し手の意味
 2 コミュニケーションのスタート地点
   3 文脈によることばの意味調整
 4 ことばのウラを読む
 5 発話解釈は選択的投資
 6 発話解釈の鍵は関連性
 7 世間話の意味
 8 心の理論と語用論
 9 語用障害
 
 第III部 言语研究の多様なアプローチ
 
7 歴史言语学
 1 動詞の活用
 2 動詞の複合
 3 主格助詞「が」
 4 使役文
 5 丁寧語
 
8 方言?社会言语学
 1 地域方言
 2 社会方言
 3 言语接触
 4 スタイル
 5 インターアクション
 
9 心理言语学
 1 音素の特定?モーラの切り出し
 2 多義性とガーデンパス
 3 文法の個別性と文処理装置の普遍性
 4 文処理で使われる情報いろいろ
 5 音のきまりの獲得
 6 語の獲得
 7 文法の獲得
 8 第二言语の獲得
 
10 実験言语学
 1 実験言语学とは何か
 2 痕跡位置におけるプライミング効果
 3 文脈と語順
 4 役割語の脳内処理
 5 ブロッキング

 第IV部 言语研究の新しい視点
 
11 言语類型論
 1 語族?類型?文字
 2 言语普遍性
 3 語順類型論
 4 アラインメント
 5 意味類型論
 
12 オノマトペ
 1 世界のオノマトペの分布
 2 音象徴
 3 形態の類像性
 4 オノマトペと「と」の分布
 5 言语のオノマトペ起源説
 
13 手話言语
 1 手話単語の音韻パラメータ
 2 NM(非手指)表現
 3 手話のモダリティ表現
 4 手話のバリエーション
 5 手話の発達?習得
 
さくいん

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书籍绍介:
言语学を学ぶのにおすすめの本?入門書14選 (読書案内人 2021年10月8日)

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