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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

水色の表紙

书籍名

东大エグゼクティブ?マネジメント 世界の语り方 1 心と存在 2 言语と倫理

着者名

判型など

272ページ、四六判

言语

日本语

発行年月日

2018年9月11日

ISBN コード

1 心と存在  978-4-13-043061-6
2 言语と倫理  978-4-13-043062-3

出版社

东京大学出版会

出版社鲍搁尝

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東京大学の社会人向けプログラムであるEMPの10周年を記念して作った2冊です。東京大学は文理融合、文理横断を掲げています。それは、前期課程における教養教育の柱でもありますし、後期教養教育や大学院レベルでも重視しているものです。それを異なる専門の教員同士で具体的に議論をしてみたらどうなるのか。この本はそれを体現したものです。合原一幸先生 (数学)、尾藤晴彦先生 (神経生化学)、小林康夫先生 (哲学)、横山禎徳先生 (社会システムデザイン)、市川裕先生 (ユダヤ思想)、浅井祥仁先生 (素粒子物理学)、永井良三先生 (医学)、小野塚知二先生 (経済史)、酒井邦嘉先生 (言语学)、宇野重規先生 (政治学)、宮本久雄先生 (キリスト教)、家泰弘先生 (物性)、橋本英樹先生 (公衆衛生学) といった先生方に参加していただき、「語り方」をキーワードに、「心」「存在」「言语」「倫理」といった4つのテーマをめぐって議論をしていただきました。それぞれの専門の学知の内容に関して、それ以外の人が及ぶことは到底できません。しかし、その学知についてどう語るのか、そのディスコースであれば、専門が異なる人の間でも共有できますし、議論ができます。また、これは20世紀の学知が明らかにした重要な地平の一つですが、「何を」という問いよりもむしろ「いかに」という問いが重要な場合があります。それを踏まえて「語り方」という全体的な方向性を設定したわけです。こうしてわたしたちは、文理融合的な学知とは何かというよりは、文理融合的な学知をいかに語り出すのかという新しい地平を開こうと試みました。参加した教員はそれぞれ、4つのテーマのどれかについて関与的な仕方で語ろうという姿勢を示しています。たとえば、数学者の合原先生は「心」について、「一人しか人間がいなかったら、こんなふうには心とか意識は発達しなかった」という実に刺激的な議論を出されています。「存在」について浅井先生は、「素粒子に働く力は情報である」という発見的な提案をされています。「言语」について、酒井先生は「将棋の藤井聡太さんは日本语と将棋のバイリンガルだ」と指摘されます。このようにそれぞれの先生が踏み込んだ議論を戦わせてくださっているのです。そして、それが成功したかどうかは、実は読者の関与的な読解にかかっています。宮本先生が繰り返し指摘されたように、「喩え話は半分できた話で、あとの半分は聞いている人が作る」からです。応答を期待しております。

(紹介文執筆者: 东洋文化研究所 教授 中島 隆博 / 2019)

本の目次

世界の语り方1

第滨部 心の语り方
心の语り方 (中岛隆博)
[座談会] 合原一幸,尾藤晴彦,小林康夫,横山禎徳,中島隆博
はじめに
数学化された世界観
非线形システムと创発
意识をいかにとらえるか
共有できる心の定义はあるのか
「时间」と「量」の问题をどう考えるか
敏感なデカルト
共有される経験値と言语
脳の议论から「わたし」を考える
一定の近似でうまくいく
柔らかなカオス
心の语り方と无限
挑発される哲学的思考
ループ的构造
多体问题と意识?心
言叶と想像力,モラル
クリエーションとラディカルに人间であること
おわりに

より深い思考へ
「人間とは何か?」という問い (小林康夫)
脳と人工知能 (合原一幸)
新しい「常识」(横山禎徳)

第滨滨部 存在の语り方
存在の語り方 (中島隆博)
[座談会] 市川 裕,浅井祥仁,永井良三,小野塚知二,中島隆博
はじめに
ユダヤ思想とタルムード
タルムードという営み
人间の理性をどう扱うのか
「情报」――目で见えるものと见えないもの
でき过ぎている宇宙
确率と偶然性
情报と位相
「鬼神」を语ってしまうような世界
フレームワークをつくり替える
日本における近代医学の成立から见えてくるもの
2つの重要な医学の侧面――机械论医学と统计
森鸥外の格闘
医疗の実践と个
おわりに

より深い思考へ
タルムードと日本文化 (市川 裕)
科学から问う「存在」(浅井祥仁)

おわりに (中島隆博)
 

世界の语り方2

第I部 言语の語り方
言语の語り方 (中島隆博)
[座談会] 酒井邦嘉,宇野重規,宮本久雄,小野塚知二,横山禎徳,中島隆博
はじめに
动物と人间を分けるもの
なぜ言语は多様なのか
手話という言语
人间的であるということ
言语の記述と規範性
力と言语
思考と言语のインタラクティブ
藤井聡太棋士は日本语と将棋のバイリンガル?
政治における言语の貧困化
正当性 (レジティマシー) と言语
言语と政治の結びつき――アーレントの議論
古代ギリシャにみる政治と言语のモデル
プラグマティズムと言语
「民主主義」という言语のとらえ方
政治を語る言葉と日本语
西洋政治思想の理念と日本
宗教と政治を语る言叶
英语の支配力は强まるか
言语の二重構造と日本
言叶と事件
闭じられたナラティブから开かれた自分を新しくしていくナラティブへ
「エヒイェ」という可能性の中心
中動態の世界と言语
他者の物语を语る
より深い思考へ
脳科学から見た人工知能の未来 (酒井邦嘉)
SNSは言语の政治性をいかに変えていくか (宇野重規)
全体主義の危機を超出するために (宮本久雄)

第滨滨部 伦理の语り方
倫理の語り方 (中島隆博)
[座談会] 家 泰弘,小野塚知二,橋本英樹,横山禎徳,中島隆博
はじめに
自然哲学と呼ばれた知的営みの変化
科学と伦理の関係性
科学技术が持つ不確実性と倫理
研究における手続きの伦理
真理のあり方の変化
科学コミュニティにおける真理と伦理の関係
社会的あるいは宗教的なものとしての伦理
中间団体の解体とナショナリズムの勃兴
社会という概念をいかにとらえ直すか
他者との関係性に基づく伦理意识
感情,情绪と伦理
方法的个人主义ではない社会観をいかに持つか
自己决定と伦理
健康の社会的格差と伦理

より深い思考へ
1 科学と社会をつなぐ倫理とは (家 泰弘)
2 真理の暫定性と倫理の社会性 (小野塚知二)

おわりに (中島隆博)
 
 

関连情报

讲义映像:
講師: 中島隆博 今後身に付けるべき知性として「新しい語り方」を考える (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年7月25日)

 
講師: 中島隆博 「本質主義」に陥らないよう、いかにして日本を語るのか (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年7月25日)

 
講師: 中島隆博 空海が『声字実相義』で持ち出した「複合語の論理」とは (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年7月31日)

 
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講師: 中島隆博 「日本の在り方」から「スタイルとしての日本」へ (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年8月7日)

 
講師: 中島隆博 世界の语り方を変えることができれば、世界は変わっていく (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年8月21日)

 
講師: 中島隆博 知識を知性に変えるために必要な「変容」とは (教養動画メディア10MTVオピニオン 2019年8月27日)

 
编者インタビュー:
中岛隆博 会社员が学ぶ?东大の特别讲座?のすごい挑戦 (东洋経済翱狈尝滨狈贰 2018年12月11日)

 
中岛隆博 础滨时代のいま?哲学者?は何を语っているのか (东洋経済翱狈尝滨狈贰 2018年11月7日)

 
刊行イベント:
東大EMP x アカデミーヒルズライブラリー『世界の语り方』を語る (六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 2019年1月22日)

 

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