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白とオレンジの表紙

书籍名

民泊を考える

着者名

樋野 公宏 (編著)

判型など

174ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2018年5月

ISBN コード

978-4-905366-76-8

出版社

プログレス

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民泊とは住宅に他人を宿泊させることであり、民泊自体は古くからあった。しかし、业としての民泊がこれだけ発展したのは、インターネット上でマッチングサービスが可能になったためである。それまでは、民泊を広く绍介することが难しく、得られる利益に対して、宣伝费が过大であった。础颈谤产苍产に代表される民泊マッチングサービスは、これを一変させてしまい、世界中で大きく普及するに至ったのである。
 
民泊は、小规模で家庭的な雰囲気を味わえるものも多く、庶民的な生活体験や観光地での疑似的な自宅滞在体験をしたい旅行者に亲しまれている。また、宿泊施设が不足する地域では、ホテルや旅馆を补完する施设としても大切な役割を果たしている。他方で、「ヤミ民泊」という言叶に代表されるように、法制度に违反して営业する民泊もあり、また、安寧な住宅地に入れ替わり立ち替わり旅行者が入り込むことによる近隣トラブルや管理上の问题点も指摘され、社会问题にも発展した。
 
実态として国内に広く普及した民泊は、2018年までそれを一般的に位置づける法律がなかった。その役割を担ったのが、2018年に制定され、2019年に施行された住宅宿泊事业法である。この法律の制定以前は、特区民泊など限定的な民泊を除いては、旅馆业法の简易宿所に位置づけられるものだけが合法的な民泊であった。しかし、民泊という业がほとんど普及していなかった时代に作られた旅馆业法は、现在のような民泊を想定しては作られておらず、民泊をすべて简易宿所として位置づけるには无理があった。特に、民泊は住宅を活用する事业だが、住宅が多い住居専用地域という土地利用规制がかけられた地域では、简易宿所は立地できない。そこで、住宅と见なせる民泊は何かを法律で新たに定める必要があり、それを行ったのが住宅宿泊事业法である。ただ、上で述べたような问题が起きないようにしなければならず、そのために、住宅宿泊事业者、住宅宿泊管理业者、住宅宿泊仲介业者には届出?登録などの义务を课し、それぞれの责务を明确にして、适切な対処ができるようにしている。
 
本书は、このような民泊の法的な位置づけがなされた时点で、民泊がどのような存在意义を持ち、どのような法的変迁を経たのか、法的な问题点として何があるのか、民泊が近隣住环境に与える影响、地域活性化における民泊の役割、民泊の観光上の魅力など、様々な観点からの论考をとりまとめたものである。
 
民泊をめぐる経纬、社会的な位置づけ、近隣トラブルを避けるための工夫、今后の民泊の発展する方向性など民泊にかかわる多岐にわたる考え方が示されており、今后の民泊研究はもちろんのこと、実际の民泊をめぐる政策决定や议论において、参考にしていただければ幸いである。
 

(紹介文執筆者: 工学系研究科 教授 浅見 泰司 / 2019)

本の目次

民泊の現状と展望 [浅見泰司]
   1. はじめに
   2. 民泊の位置づけ
   3. 民泊の関連制度
   4. 民泊のトラブル防止
   5. 民泊の今後の展望
   6. おわりに
 
観光振興と民泊 [矢ケ埼紀子]
   1. はじめに
   2. 観光振興における宿泊产业の重要性
   3. 宿泊の需給逼迫
      (1) 訪日外国人旅行者数の増加
      (2) 特定地域での宿泊の需給逼迫
   4. 民泊利用者の規模と特性
      (1) 訪日外国人旅行者数と外国人の延べ宿泊者数の増加傾向の乖離
      (2) Airbnb社による民泊の規模
      (3) 民泊利用者の特徴
   5. 観光における民泊の影響
      (1) 地域経済活性化への影響
      (2) ソフトパワーの向上、交流促進への影響
   6. 今後について
      (1) 交流促進型の民泊をまず推進
    (2) 宿泊产业に関する戦略
 
旅館業法と民泊 [安念潤司]
   1. 問題の所在
   2. 旅館業に関する規制の内容
      (1) 規制の概要
      (2) 民泊と許可制
   3. 規制の根拠
   4. 規制の評価
      (1) 規制の実効性
      (2) 規制の根拠の変化
   5. 規制の改革と展望
 
住宅宿泊仲介業の法的位置づけ [小澤英明]
   1. はじめに
   2. 住宅宿泊仲介業と旅行業
      (1) 旅行業者と旅行業法
      (2) 旅行業者と住宅宿泊事業法
      (3) 住宅宿泊仲介業者の仲介業と旅行業者の仲介業
      (4) 住宅宿泊仲介業における業務規制
   3. 外国会社である住宅宿泊仲介業者の位置づけ
      (1) 民泊と外国会社
      (2) 外国住宅宿泊仲介業者
   4. 住宅宿泊仲介業者の説明責任
      (1) 届出住宅の水準
      (2) 届出住宅の使用と賃貸借との関係
      (3) 旅行業者の説明責任
      (4) 住宅宿泊仲介業者の説明責任
 
不動产业から見た民泊の法的問題点――住宅宿泊事業法の施行後の対応を中心に―― [佐藤康之]
   1. はじめに
   2. 民泊新法に基づく管理義務
   3. 周辺住民とのトラブル対応について
      (1) 周辺住民とのトラブルの概要
      (2) 民泊新法に基づく義務
      (3) 想定される問題点
   4. 賃借物件を民泊に供する場合の問題点
      (1) 民泊契約の性質
      (2) 賃貸人に無断で民泊に供した場合
   5. 区分所有建物を民泊に供する場合の問題点
      (1) 区分所有建物における民泊の問題点
      (2) 新たな標準管理規約
      (3) 管理規約を変更して民泊を禁止することの問題
   6. おわりに
 
民泊と住環境 [樋野公宏]
   1. はじめに――私の民泊体験
   2. 東京?世田谷区における民泊の現状
      (1) 民泊施設の種類と立地
      (2) 民泊に対する苦情
      (3) 空き家の状況から見る民泊の増加可能性
   3. 民泊に対する不安と犯罪リスク
      (1) 民泊に対する不安
      (2) 類は友を呼ぶ?
      (3) 民泊における犯罪
   4. 近隣住民にできることは何か
      (1) マンションでの民泊禁止
      (2) 民泊施設所有者 (予備群) とのコミュニケーション
   5. おわりに
 
「シェアリング?エコノミー」における民泊の位置づけ [山田貴大]
   1. はじめに
   2. 「シェアリング?エコノミー」という用語について
      (1) 「メッシュ」: ビジネスモデルとしての「シェア」
      (2) 「協働型消費」: 消費文化論として見た「シェア」
      (3) クラウド資本主義: P2P型に注目した「シェア」
   3. 民泊の活動実態と法規制
      (1) 「民泊」の活動実態
      (2) 東京23区、米国4都市の規制
      (3) 住宅宿泊事業法の可能性と課題
 
農村地域における民泊の変遷と役割 [山本幸子]
   1. はじめに
   2. 農村地域における民泊の背景と動向
   3. 既存建築を転用したゲストハウスの増加
   4. 若い移住者によるゲストハウスの誕生
   5. 空き家との出会い方
   6. DIYの手法を用いたゲストハウスの作り方
   7. ゲストハウスの経営形態
   8. おわりに
 
地域活性化と民泊の可能性 [城所哲夫]
   1. 地域活性化と観光の役割
   2. イノベーティブ?タウン仮説
   3. 民泊による地域活性化の胎動
   4. 地域活性化の観点から見た民泊振興の課題
 
旅と建築の可能性を広げる民泊 [大月敏雄]
 〇旅と「あご?あし?まくら」
 〇あご(顎)
 〇あし(足)
 〇まくら(枕)
 〇「泊める建筑」の进化
 〇「泊める建筑」と共同长屋
 〇「泊める建築」のビッグバン: 集合住宅の誕生
 〇次なる「泊める建筑」のビッグバンは?闭
 
私の民泊体験記――古民家、空き店舗を使ったシェア的生活実験―― [三浦 展]
 〇五岛列岛で家赁1万円の古民家をリノベーションして民家に
 〇福冈の山村の古民家シェアハウスで狩猟採集生活。月の食费は1,500円
 〇郊外の90尘2の空き家を100万円で买ってリノベーション。横须贺から横浜に週3日勤务
 〇杉并区でオフィス、カフェ、ベッド、ブックをシェアするビル
 〇まとめ
 

関连情报

书评:
ブックレビュー (一般社団法人国际民泊协会ホームページ 2019年2月16日)

 
板垣勝彦 (横浜国立大学) 評 (『都市住宅学』2018巻102号p. 146 2018年)

 
梅川智也 (立教大学観光学部特任教授) 評 (『J-STAGE』早期公開版 2018年10月30日)

 

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