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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白のファブリックのような表紙

书籍名

シリーズ日本の政治 10 政治とマスメディア

着者名

判型など

232ページ、四六判

言语

日本语

発行年月日

2015年10月1日

ISBN コード

978-4-13-032130-3

出版社

东京大学出版会

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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本书は、政治とマスメディアの関係をめぐる、一般书、学术书、そして教科书である。
 
政治とマスメディアに関しては、研究テーマが拡散しており、また一つのテーマの中でも通説が確立されていない場合が多い。そこで本書では、変化?比較?実証というキーワードを基に、国内外における近年の研究動向を踏まえて、多くの実証研究が行われ、かつ日本でもレレヴァンスが高いと思われるテーマ群を4つ (終章を含めれば5つ) 選んだ。その上で、本書独自のデータ分析も交えながら、どこまでが共通了解になっていて、どこで見解が分かれているのか、また日本の文脈からはどのように考察できるのかを検討した。
 
各章の构成は、以下の通りである。第1章では、マスメディアは権力の监视者かそれとも政治のアクターか、そして政治主体として捉える场合には権力の批判者か伴走者か、というマスメディアの役割をめぐる议论を振り返った后、公司としての侧面がマスメディアのあり方に及ぼす影响、そしてマスメディアに対する人びとの信頼感の考察を通じて、第四権力と言われたマスメディアの现状を展望した。
 
第2章では、マスメディアが世論に与える影響について、議題設定 (agenda setting) とプライミング (priming、誘発?呼び水効果)、フレーミング (framing、枠付け)、そしてバイアス (bias) という比較的新しい論点に絞って略述した。
 
第3章は、メディアの多元化に関連して、メディア悪玉論をめぐる論争、娯楽的要素を含んだソフトニュース (soft news) の効果、トークラジオ (talk radio)、ケーブルテレビ、衛星放送など多チャンネル化と選択的接触 (selective exposure) といったトピックスを取り上げた。
 
第4章は、政党や政治家に主眼を置いて、政治のメディア化 (mediatization) をキーワードに、マスメディアが政治のあり方に及ぼす影響、そして政治側のマスメディア戦略を概観した。
 
政治の目的 (の一つ) が人びとの生命と財産を守ることにあるとすれば、戦争や災害はそれらが危険にさらされる究極の政治と言える。終章では、アメリカにおける同時多発テロからイラク戦争に至る過程、そして日本における東日本大震災から浮かび上がった、政治とマスメディアをめぐる課題を考えた。
 
近年、マスメディアに対する批判が盛んになされているが、これに対して本书は、従来型の政界报道であれ、あるいは解説や论説?提言の充実であれ、调査报道とくに権力监视の强化であれ、いかなる途を採ったとしても、もはやマスメディアは人びとの信頼を取り戻せない、と见る。どのようにしても人びとに爱されなくなる趋势の中、それでもなお民主政治にとって必要不可欠な机能を果たしていくより外はないと腹を括って、それぞれが信じる途で悪戦苦闘する、政治报道の等身大の姿を描くことこそが、本书のメイン?テーマである。
 

(紹介文執筆者: 法学政治学研究科?法学部 教授 谷口 将紀 / 2016)

本の目次

序章 政治とマスメディアへのアプローチ
1 本书のねらい
2 メディアシステムの国际比较―アメリカ化?
 
第1章 「第四権力」の现在
1 マスメディアの政治的役割
2 経営问题と报道
3 マスメディアに対する信頼感
 
第2章 マスメディアと世论
1 议题设定とプライミング
2 フレーミング
3 マスメディアの「バイアス」/补论 世论调査报道
 
第3章 多元化するメディア
1 多元化するマスメディア
2 インターネットの影响
 
第4章 メディアが変える政治
1 メディア化される政治
2 政治家のメディア戦略
3 选挙时のメディア戦略
 
终章 危机とマスメディア
1 戦争とマスメディア
2 灾害とマスメディア
 
参考文献
あとがき
索引
 

関连情报

着者インタビュー:
こんな研究をして世界を変えよう~大学の研究室を访问してみた
最先端研究を訪ねて: 信頼性の高いデータを駆使して政治とメディアの関係に切り込む谷口将紀先生 (Sekai-wo-Kaeyo.com 

 
书评:
「报道の手法を実証的に考察」 (『日本経済新闻』朝刊 2015年11月15日)

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