日本人の情報行動 2015
东京大学情报学环桥元研究室では1995年以降、5年毎に日本人のメディア利用行动に特化した调査を実施している。全国13歳から69歳の男女が対象で、住民基本台帐に基づいたランダムサンプリングによる访问留置调査であり、サンプル数は毎回1500前后である。时间量については、复数日を対象として、24时间の行动のすべてを记入する日记式调査に基づいている。生活时间の计测としては、狈贬碍の研究所が1960年代から5年毎に実施している「国民生活时间调査」がよく知られているが、狈贬碍の调査は睡眠や仕事などの生活时间に重点を置いており、メディア利用に関しては、テレビ、ラジオ、新闻など数项目に限定されている。一方、「日本人の情报行动调査」は、マスメディアはもとより、インターネット利用だけをとっても、利用媒体、利用内容ごとに细分化した14项目を设けている。
1995年調査から、調査実施毎に『日本人の情報行動 1995』のような形で东京大学出版会から書籍を刊行しており、調査結果とともに、その時折に応じたメディア環境への考察を加えている。今回、2015年調査の結果を中心にまとめたのが『日本人の情報行動 2015』である。
本书は2部构成からなり、第1部は2015年调査の结果の概要、第2部は现代における日本のメディア状况や情报行动の変化に関する考察からなる。
我々が日本人の情報行動調査を始めてからの20年間は、携帯電話とインターネットの普及により有史以来屈指と言ってけっして過言でないほど、メディア環境が激変した時期である。とくにインターネットは社会、产业、文化等、我々の生活のあらゆる面で、まさしく情報革命と呼びうる大きな影響をもたらし、情報行動の面で言えば、これまでの既存のすべてのメディアのあり方を一変させた。テレビは確かに我々の生活に大きな影響を及ぼしたが、既存メディアとの関係で言えば、新聞や雑誌の発行部数を減らすこともなく、むしろ共存共栄関係にあった。しかし、ネットは、新聞、雑誌に大打撃を与えただけでなく、テレビの視聴時間が減少する大きな要因となった。
たとえば我々の调査から具体的な数値を出せば、テレビは40代以下の各年齢层で大きく视聴时间を下げ、とくに20代は1995年の213.8分から2015年には111.3分、10代は183.5分から72.6分へとほぼ半减している。よく「若者のテレビ离れ」と言わるが、我々の调査からはそれが现実であることが如実に示されている。
一方、モバイル?デバイスによるインターネットの利用时间は、2000年时点では、まだ颈モードが始まったばかりで携帯电话でネット契约加入している人もほとんどいなかったが、2015年にはその时间が10代で95.2分、20代で102.4分に达しており、10代ではモバイルネットだけでテレビの视聴时间を超えている。しかも、若年层においては、ネット利用时间の半分以上が厂狈厂に费やされている。この结果、若年层のコミュニケーション様式や主観的世界の构成に大きな変化が现れた。
本书は、主に时间量という侧面から日本人の情报生活や行动様式?意识が、この20年で大きく変化したことを数値的に里付けた书籍である。
(紹介文執筆者: 情報学環 教授 橋元 良明 / 2016)
本の目次
第1部 日本人の情报行动の现状と変化
0. 「2015年情報行動調査」の概要 (橋元良明)
0.1 研究の経纬
0.2 调査の概要
1. 情報行動の全般的傾向 (北村 智、森康 俊、辻 大介)
1.1 情报行动の概况
1.2 时间帯别にみた主な情报行动
1.3 情报机器の所有?利用
1.4 情报领域と情报源
1.5 メディアの重要性?有用性认识
1.6 动画メディアの视聴
2. メディア別にみた情報行動 (橋元良明、河井大介、小笠原盛浩、是永 論、北村 智)
2.1 インターネット利用
2.2 テレビとその他の映像メディア
2.3 その他のメディア利用
3. ソーシャルメディアと動画サイトの利用 (木村忠正)
第2部 2015年情报行动の诸相
4 この20年間でのテレビ視聴vs.ネット利用 (橋元良明)
5 移動と情報行動 (是永 論)
6 情報行動における年齢?時代?世代効果の検討 (北村 智)
7 ソーシャルメディア利用と他のネット利用の関連 (河井大介)
第3部 調査票 (単純集計結果)