猫と东大?コネタ集 | 広報誌「淡青」37号より
猫と东大?コネタ集
他のページでは触れられなかった「東大×猫」関連の気になるトピックスを集めました。 東京大学と猫の間には、まだまだ親密で懇ろな関係があったのです。
猫ともろもろ
驹场キャンパスと猫
驹场キャンパスにはかつて「驹猫」と呼ばれる猫がたくさんいました。ただ、现在では数が减り、そう频繁には目にしなくなっています。「一时期、増えすぎが问题になり、2010年顷から、猫を捕まえて不妊治疗を施して戻す取り组みを始めました。多くの大学院生や、狈笔翱、近所の獣医さんも协力してくれました。それで自然と数が减り、现在把握しているのは数匹程度です」と语るのは、「驹猫」と深い绊で结ばれたの森政稔先生(写真)。构内で15年以上暮らし、アイドルとして爱された猫が2005年に亡くなった际には、に特别な追悼文を寄せて话题になりました。「今でもまみちゃんがひざのうえに乗ってくるときの、うにゃ、とした気持ち良い感覚が残っています。(略)ねこの縁を通じて几人もの人と知り合うことのできたことの幸运にも、ねこが好きでない人に私たちのねことの交际を受忍していただいたことにも、感谢したいと思います」(抜粋)。现在、森先生が见守るのは、「ミレ」「ミンミン」「クロ」「モナ」「チャッピー」の名で呼ばれる5匹。ミレとミンミンは亲子で、モナはミンミンの娘でチャッピーの母かもしれないとのこと。昼は1号馆の里庭辺り、日没の顷には银杏并木沿いのテラスや喷水付近で待っていると、运がよければ「驹猫」たちに遇えるかもしれません。
东大出身作家が书いたシャム猫が主人公の恋爱小説
舞台は井の头公园や驹场を含む吉祥寺周辺で、登场するのは贵族のような猫たち。池で小动物に竞争させて赌けに兴じ、鸦に笼を运ばせて优雅に空中を飞び、侯爵邸で园游会&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;。そんな世界で描かれるのは、美貌&だみ声の牡猫と、気位の高い未亡人の义姉猫、盲目の令嬢白猫による「危険な関係」。本作でデビューを饰ったのはの卒业生。2月には猫派のための浮世絵解説书『猫の浮世絵』4部作も発表(碍颈苍诲濒别)。东大に縁のある猫好きなら検索しない手はありません。
猫のイラストが目印の鲍罢辞办测辞ハラール认証チョコ
东京大学コミュニケーションセンターで贩売中の「ハナーンチョコレート」は?后藤絵美先生の研究を机に生まれたハラール认証マーク入りのチョコ。ハラール认証は、イスラム教徒の消费者に安心を提供するための仕组みですが、最近、认証基準が厳しくなり过ぎて、むしろ不安をあおる要因になっているとか。「ハナーン」はアラビア语で「思いやり、优しさ」。チョコを発端に、认証以外に、谁もが安心して食卓を囲めるようにする工夫がないか考えてみようと呼びかけます。おかべてつろうさんのかわいい猫イラストが目印です。
先端研所属のアーチストによる猫絵本
小さな顷から「ぼく」のそばにいるにゃんたは、「ばにゃにゃ」「キャッツカレー」「ビスキャット」「ネッコレス」「ニャンバランスのスニーカー」「すにゃ」と変幻自在の不思议な猫。でもあるとき姿が见えなくなって&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;。絶妙な駄洒落を畳み掛けて知的な絵本に仕上げた作者は、中邑研究室の客员研究员を务める気鋭の现代アーティスト?。今年5月には东京ミッドタウンの芝生に全长25尘の「空気の人」と参加者を寝かせて话题に。非猫派にもお荐めの、にゃんども読みたくなるニャイスな一册です。
明治新闻雑誌文库の猫画像资料
の資料にも多くの猫が住んでいます。资料1の赤い絞りが可愛い三毛は雑誌「團團珍聞」掲載の風刺画「猫の変り目」。良く見ると瞳のなかに政治家たちの名前が描かれており、明治25年第2回総選挙の混乱で大臣が次々辞任したことを風刺しています。资料2の赤と黒が洒落たデザインの黒猫は、実は年賀状。明治文庫創立者の一人、宮武外骨が蒐集、編集した絵葉書帖の1冊「猫」に収録されています。资料3は明治?大正期の雑誌「風俗画報」の口絵。鮮やかな着物のお嬢さんにぎゅっとされた子猫は満足かニャン?
「シュレ猫」の会员証がもらえる量子コンピュータ研究基金
「シュレディンガーの猫」は量子の「重ね合わせ」という特性の説明に使われる思考実験。中身の见えない箱に入れた猫は箱を开けるまでは生と死が重なり合う状态にあると考えられます。この特性を活用した究极の次世代コンピューターを目指す?古泽明先生の研究を支援すると、2种类の猫のどちらかが描かれた会员証がもらえます。详细はへ。
Kavli IPMUの村山斉先生が「チェシャ猫」的な銀河を紹介
第一线の研究者や学生らの寄稿を编集した理学部の広报誌「理学部ニュース」。の「理学の现场」に登场したの村山斉先生は、「私たちの生き别れの生みの母:暗黒物质」と题した回で1枚の画像を绍介しました。47亿年先の银河が暗黒物质のいたずらで「不思议の国のアリス」のチェシャ猫のように见えています。研究の现场では有名な一枚だそうですが、门外汉には惊き。猫の神秘性は宇宙规模!?
その他の「东大&迟颈尘别蝉;猫」トピックス
残念ながら特集ページでは绍介できなかった、そのほかの东大の猫関连研究を绍介します。
●「ニューヨークのネコで流行した贬7狈2インフルエンザウイルスの特性を解明」/医科学研究所?河冈义裕先生のプレスリリース(2017年12月22日)。2016年12月から2017年2月にニューヨークの动物保护シェルターで500匹以上のネコが感染したウイルスを解析。ネコ间で接触感染および飞沫感染すること、新たなウイルスがネコを介してヒトやその他の哺乳动物に伝播する可能性、インフルエンザウイルスの中间宿主としてのネコの重要性を示しました。
●「ネコにはネコの乳酸菌!?~ネコにおける加齢に伴う肠内细菌丛の変化~」/农学生命科学研究科?平山和宏先生のプレスリリース(2017年8月17日)。5つの年齢ステージにおけるネコの肠内细菌丛を解析し、肠内细菌丛を构成する菌の加齢に伴う変化は、ヒトやイヌと异なるものであることを明らかにしました。ネコに特化したプロバイオティクス(健康によい影响を与える善玉菌など)の可能性が広がりました。
●「ツレない猫、答えないけど饲い主の声闻き分ける。科学的に証明」/総合文化研究科?斋藤慈子先生(所属は当时のもの&谤补谤谤;「东大生が3ヶ月考えてみたら??????」のページ参照)のプレスリリース(2013年3月27日)。人间の呼び声に対するネコの反応は、応答的な反応よりも定位反応(头や耳を动かすだけの反応)が主ではあるが、见知らぬ他人の呼び声と饲い主の呼び声を区别していることを明らかに。一般に信じられてきた「ツレない猫」の姿が里付けられました。