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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

黄色の表紙

书籍名

描く、観る、演じる アートの力 芸术療法はなぜ心にとどくのか

着者名

東大アートと精神療法研究会 (編)、

判型など

188ページ、础5判、并製

言语

日本语

発行年月日

2023年9月

ISBN コード

978-4-88303-580-9

出版社

叁元社

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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うつ病や双极性障害などの気分障害、あるいは统合失调症や発达障害など精神障害の罹患率が高いことは以前から指摘されており、予防や治疗だけでなく重症化予防やリカバリーという考え方も重要视されている。治疗薬や心理疗法をはじめとする治疗技法、予防法に関する知见も蓄积されつつあり、その多くがエビデンスを根拠にした科学的な手法となっている。
 
加えて、精神障害のカテゴリーには含まれないものの、人には様々な悩みや苦悩があり、时には生きること自体を天秤にかけるような実存的な课题を抱えることもある。こうした苦しみに手当てをする心理疗法や、もっと幅広くカウンセリングの领域であってもエビデンスが求められるようになってきた。
 
その一方で、対人支援の現場では数値化やエビデンスに馴染まない領域がある。その一つに芸术療法あるいはアートそのものがある。精神障害だけでなく、日々の困り事から人の根源的な苦悩に至るまで、絵画や音楽、陶芸やダンス、演劇?ドラマなど数多くのアートが、それを軽減したり昇華していることには論を待たない。アートには人を癒やし、活性化する力があることは、それに関わる者が実感しているからである。
 
ただ、相談や支援の場面で芸术療法がどれほど活用されているだろうか.2018年6月に、障害者による文化芸术活動の推進に関する法律が施行されたが、精神科医療では、薬物療法と一対一の面接が殆どであり、カウンセリングではエビデンスが明らかな言语を中心とした療法が主流となりつつあり、精神障害を抱える多くの者が芸术に触れて自己を表現したり、それによって生きる希望を見いだす機会は未だ少ないのである。
 
我々の相谈支援研究开発センターは、東京大学の構成員 (学生と教職員) を対象に心理的な相談や精神科医療を提供する組織である。従来の相談?支援方法を適切に活用して実際の臨床業務を行っているが、新しい支援方法の開発も目標としている。本書は、当センターの教員がアートに関する活動を紹介する内容となっている。心理臨床や精神科医療の専門家3名が、それぞれの取り組みを丁寧に紹介しており、いずれも挑戦的な活動であるが、平易な文章で記載されているので一読すれば臨場感を持って理解出来るだろう。同時に、そもそも言语化に馴染まない領域を説明しようとしているので、各人の格闘ぶりも感じていただけると思う。座談会の収録も、3名の視点や人となりが浮き彫りになって読者の理解を助けるだろう。そして、本書の最後に美術史の重鎮 (本センターの初代センター長でもある) の研究余滴が掲載されている。古代の歴史から脳科学までを複数の美術史の視点から切り込んでおり、前3名とは全く異なる視点でアートと心理臨床の関係が考察されている。他に類書を見ないオリジナリティーの高い内容となっているので、前期課程の諸君にお勧めしたい。
 

(紹介文執筆者: 相谈支援研究开発センター 教授 渡辺 慶一郎 / 2024)

本の目次

序:渡邉庆一郎
第1章 生きること 表現すること:大塚 尚
   1.  アート表現と心の世界
      1.1.  なぜ今アート表現か
      1.2.  臨床心理学?精神医学とアート表現
      1.3  調査研究から明らかになってきたアートの効果
 
   2.  心で描く絵画展 ― クロマニンゲン展
      2.1.  クロマニンゲン現る
      2.2.  とにかく自由な展覧会
      2.3.  奇跡のジャングル、ふたたび
      2.4.  本能としての自由と表現
 
   3.  心の危機へのアート表現グループの試み
      3.1.  青年期と心の危機
      3.2.  the UT ART project
      3.3.  アートが生み出す「すきま」の大切さ
      参考文献
 
第2章 表現と つながりと 生きる力――お互いが表現するエネルギーが お互いを支え元気にする:鬼塚淳子
まえがき―芸术表現療法に片足を突っ込むまで
   1.  自己表現と自己治癒力のつながり
      1.1.  セルフオフセンス ― いかに人の心をゆるめられるか4
      1.2.  自分の心と対話する ― インナーイメージドローイング自己表現法
           1.2.1. インナーイメージドローイング自己表現法の基本姿勢
           1.2.2. インナーイメージドローイング自己表現法の構成
           1.2.2. インナーイメージドローイング自己表現法の留意点
   2.  自己表現はエンパワメントになる
   2.  実践編(自由な自己表現と共有の場)
      2.1.  こころの表現教室 “ やまねこひろーば ”
      2.2  芸术表現活動 “ あいあいエクスプリモ ”
   3.  自己表現は関係性を温める
   3.  実践編(ピアサポート?グループ)
      3.1.  自己表現ワークショップ
           3.1.1. 振り返り&スタートアップの会(研修)  76 / 3.1.2. イベントデモンストレーション
   4.  芸术表現が主体的自己感覚を呼び醒す
   2.  実践編(セラピー)
      4.1.  芸术表現療法を対話で行う事例から
   5.  芸术表現の本質と、その先につながるもの
   3. “なぜ人は芸术に活力されるのか” への答えを探して
   あとがきにかえて―創造性がよりよい未来の軌道を描く
      参考文献
 
第3章 演劇と精神医療の協働の可能性:澤田欣吾
はじめに
   1.  サイコドラマ
     横山太范先生(医疗法人心剧会さっぽろ駅前クリニック院长)
   2.  ドラマセラピー
     尾上明代先生(立命馆大学 人间科学研究科 教授)
   3.  アプライドシアター:応用演劇
     佐々木英子先生(アプライドシアター研究所主宰)
   4.  当事者演劇
     増田雄先生(株式会社マスダシアターコンサルティング)
     関根淳子先生(SPAC(静岡県舞台芸术センター)、劇団音乃屋主宰)
   5.  まとめ: CO-ENプロジェクトに向けて
 
第4章 座談会――アートの力と芸术療法の可能性:大塚 尚、鬼塚淳子、澤田欣吾、渡邉慶一郎、小佐野重利(司会)
   芸术療法はなぜ必要なのか
   表現することは人類固有の特性か
   芸术療法はどれだけ有効か
   芸术療法を、大学での活動として取り込むことはできるか
 
研究余滴 アートと精神疾患――美術史の観点からの一考察:小佐野重利
   1.  アートと「うつ病」の起源
   2.  憂鬱質と創作活動の歴史
   3.  精神疾患とたたかう芸术家

関连情报

书籍绍介:
ART BOOKS新刊案内 (『月刊美術』No.579 2023年12月号)

 
(南日本新闻 2024年12月24日)

 
シンポジウム:
高度教养次世代セミナー(第2回)シンポジウム
「生きるためのアートの力 — イメージや身体表現がこころに語りかけるもの」 (東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター 2023年12月23日)
/focus/ja/events/z0105_00038.html

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