福冈発! 资质?能力が育つ理科学习指导の展开と评価 ~若さあふれる理科教师のチャレンジ授业~
令和2年度から、全国の小学校で新しい学習指導要領による教育課程がスタートした。学習指導要領は概ね10年に一度のペースで改訂が行われてきているが、改訂に際して次世代の教育のキーワードが登場する。今回の改訂では、例えば主体的?対話的で深い学び (いわゆる「アクティブ?ラーニング」)、カリキュラム?マネジメント、プログラミング教育などがそれである。現場の教師たちは、これらの新しいキーワードに代表される改訂学習指導要領について勉強会を開き、それらの理解を深める努力を行う。そして、これまでの教育実践との関係性を明らかにし、自らの指導観を更新し、授業の改善を図っていくのである。
本書は、このような状況の中、福岡の先生方によってまとめられた理科の未来を創る次世代の現場教師へのメッセージである。なぜ、福岡なのか。それは、小学校理科教育の我が国最大の先生方の学習?研究団体である全国小学校理科研究協議会 (全小理) の全国大会が、令和2年度に福岡の地で開催される予定だったからである。そこをゴールに設定し、勉強会を重ね、その成果をまとめ、新学習指導要領に即した新しい理科学習指導の展開と評価を全国の先生方へ提案しようとしたのである。福岡の全国大会は、新型コロナの感染拡大の影響を受け残念ながら中止となったが、これまでの研究の成果が結実したものが本書なのである。
本书の内容は3部构成となっている。最初の「提言」は、现役の文部科学省教科调査官をはじめ、元文部科学省视学官、国立教育政策研究所基础研究部长、全国小学校理科研究协议会元会长など、我が国の学习指导要领作成に中心的に関わったオーセンティックな人々による提言集である。
「理论编」は、福冈の先生方がこれまでの実践の継続の中で构筑してきた「福冈の理科学习指导」を理论的にまとめたものである。问题解决を中心に据え、子供の学びに沿った理科学习指导を教师がどのように构想していけばいいのかについて、ここに一つの福冈の「解」が示されている。
「実践编」は、今回の改订で新しく导入された「子供が働かせる见方?考え方」を明确にしたうえで、学习内容について指导案の提案が行われている。また、より深い学びの実现に向けて、いくつかの単元は「実践研究」というかたちでより详细に论じられている。特笔すべきは、それが第3学年から第6学年までの全ての学习内容について行われているということである。
(紹介文執筆者: 教育学研究科?教育学部 特任教授 日置 光久 / 2020)
本の目次
提 言 令和2年度第53回全国小学校理科研究协议解研究大会(福冈大会)の考え方
新学习指导要领で小学校理科に期待すること
2030年の社会と子供たちの未来
これからの社会で求められる学力を育てる理科授業の在り方
深い学びを生み出す小学校理科学習指導の実践課題
小?中学校の接続を視野に入れた理科学習指導の実践課題
理论编 実践者としての理科学习指导の在り方
実践编 プログラミング教育について
指導案
実践研究
おわりに