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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い表紙にベージュのタイトルバック、ドット模様

书籍名

ちくま新书1176 迷走する民主主义

着者名

判型など

352ページ、新书判

言语

日本语

発行年月日

2016年3月7日

ISBN コード

978-4-480-06881-1

出版社

筑摩书房

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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本书は2008年に出版した同じちくま新书の『変貌する民主主义』の続编として、その后日本で生じた民主党を中心とした政権への交代、およびその失败と自民党政権への復帰という変动の意味と问题点を、民主主义思想の见地から検讨したものである。2009年の政権交代は、それまで日本政治の不毛の原因とされてきた、自民党の一党支配、官僚支配に対する根本的なオールタナティブとして、メディアや政治学者たちから多大な期待を集めたが、政権获得后の政治は混乱を极め、短期间のうちに支持を失った。それにもかかわらず改革失败の理由はなぜかあまり探求されておらず、本书は政治思想の立场から失败の理由を考えるとともに、民主主义の原理を再検讨することを目的とするものである。
 
第滨部では、现代日本の民主主义について论じる前提として、世界の民主主义が困难に陥っている状况を検讨する。それは一方で、资本主义の留保なき展开を正当化する新自由主义によるものであり、民主主义の无力化が帰结する。他方ではこうした困难のもとで、一见して何でもしてくれそうな强い指导者に白纸委任をすることを民主主义と考える立场であり、こうしたポピュリズムを背景として、民主主义はその过剰によって危険であるとするものである。この両者を乗り越えることができるかどうかを、以下で検讨する。
 
第滨滨部は、戦后日本の政治史の概略から始め、政治改革を指导した考え方について述べたうえで、主要なテーマとして2009年の政権交代を论じ、その问题点を政治思想の観点から検讨する。政権交代や政治改革の考え方を问うには、日本の戦后政治史に関する歴史的検讨が不可欠であるというのが本书の立场である。その観点からいわゆる「55年体制」とは何であり、またその条件となっていた冷戦体制と経済成长が终焉することにより、この体制が揺らぎ政治改革が正当化されるようになった経纬について述べる。1990年代の细川政権、21世纪になってからの自民党小泉政権とともに、2009年成立の民主党政権もまた、この改革政治の流れのなかにあったことを论じている。そしてこの政権の政治を、政策の面と権力の面、および両者をつなぐマニフェスト政治にそれぞれ着目して、なぜそれらが短期间に崩壊せざるを得なかったのかを考察する。これらを踏まえて第滨滨部の终わりでは、熟议、决断、调整、统治性など民主主义的政治を构成する诸要素を取り上げ、多面的に民主主义の条件を问题にする。
 
第滨滨滨部は以上とは异なった视角から、民主主义を支える文化的条件とその现代的変容について论じる。その内容は、ポスト物质主义的政治の达成と限界、ネット社会に代表される知识の変容が民主主义にもたらした问题、そして国际化とナショナリズムの関係である。ここでは主として自民党への政権復帰后の问题を扱っている。
 
本书の立场と特色は、民主主义はたんに政治の问题であるだけでなく、経済、文化、思想などより広い文脉において问われる必要があると考える点にある。それが政治学とは异なる视点から本书を书いた理由である。
 

(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 教授 森 政稔 / 2017)

本の目次

I 民主主义の苦境
第1章 「民主主义の终わり」それとも「民主主义の过剰」?
第2章 政治の対立轴はどこにあるか
第3章 資本主義 vs. 民主主義?
 
II 政権交代と日本の民主主义
第4章 戦後日本政治のあゆみ ― 政権交代まで
第5章 政権交代とその后の政治
第6章 民主党政権の失敗 ― その政治思想的検討
第7章 民主主義とは何か ― 政治の多様な側面
 
III 民主主义の思想的条件
第8章 「ポスト物質主義」の政治 ― その意義と限界
第9章 知の変容と民主主义
第10章 有限で开かれた社会へ

関连情报

书评:
本の棚:増田一夫 評「民主主義、その批判的診断と希望」 (『教養学部報』585号 2016年7月1日)

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