一高と农学部関连の施设を巡る驹场滨キャンパスツアー キャンパス散歩 第36回 | 淡青39号より
キャンパス散歩 第36回
一高と农学部関连の施设を巡る驹场滨キャンパスツアー
折茂克哉 助教 |
本稿では、时代の建筑物を中心とした驹场滨キャンパスツアーを、写真とともに绍介したい。
1. 正門
京王井の头线驹场东大前駅西口の北侧阶段を降りると、正面に驹场滨キャンパス正门が见える(写真1-1)。现在は「东京大学教养学部」と记されているこの门には、かつて「第一高等学校」という门札が掲げられていた。大2枚と小2枚で构成される扉には、柏とオリーブの叶によってデザインされた一高の校章があしらわれている(写真1-2)。现在の正门は2008年に再制作されたものである。
2. 1号館(旧一高本館)
正門を通り抜けた正面にあるのが1号館である(写真2)。一高当時は本館とされ、教室の他に職員室や校長室も置かれていた。屋上南西角上部には建設当時に設置されたと思われる「三角点 目黒区、公共基準点 No.2 目黒区」が現存している(現在は使用せず)。
3. 900番教室(旧一高倫理講堂)
1号馆正面から左手にある教会风の建物が900番教室(约500名収容可)である(写真3-1)。一高时代に伦理讲堂として建设された。正面上部には円形に区画された装饰があるが、その中心部にある十字形の纹様は4枚の柏叶の意匠となっている(写真3-2)。これは正门-1号馆を挟んで向かい侧に位置する驹场博物馆(旧一高図书馆)の意匠(オリーブ叶4枚で构成される十字形)と対になっている。
4. 駒場農学碑
900番教室左手から西奥に进むと见えてくる笹に覆われた部分に「驹场农学碑」は存在している(写真4)。目黒区驹场は1878年に农学校がおかれたところであった。のちに驹场农学校、东京帝国大学农学部となり、1935年に现在の本郷弥生キャンパスにあった一高と校地が交换された。记念碑设置は1936年。
5. ファカルティハウス(旧一高同窓会館洋館)
驹场农学碑西隣の现在はが経営されている瀟洒な建物は、一高同窓会馆洋馆とされていた建物である(写真5)。
6. ファカルティハウス庭 ブロンズ像?嗚呼玉杯之碑
庭园最奥にある二つの铜像は、西侧からそれぞれアリベー像とプッチール像である(写真6-1)。一高教员であった両先生像は本郷时代に设立され、一高の驹场移転に伴って驹场キャンパスに持ち込まれた。2004年の一高创立130周年记念事业の一环として台座を新たに制作し、现在の场所に再设置された。
ブロンズ像の东隣には、やはり一高创立130周年を机に同窓会によって植树されたオリーブが、一番东侧の庭园入口付近には「呜呼玉杯之碑」が设置されている(写真6-2)。
7. 1号館北壁「護国旗」紋章
ファカルティハウスから900番教室北侧の道を辿り1号馆西侧の道を北に向かうと、银杏并木に出ることができる(写真7-1)。この道は驹场农学校设立当时からキャンパスを东西に结ぶ干线道路であった。西に向かうと右手にみられる1号馆真里の中庭入口アーチ上部にある铜製の装饰は、一高の校旗「护国旗」中心部に刺繍されている纹章と同じものである(写真7-2,7-3)。
8. 銀杏並木東端「農学部計量器」跡
银杏并木をさらに东へと进むとコミュニケーションプラザとの境となる道と交错するが、その交差点の南西角には「农学部计量器」跡が地面に残されている(写真8)。现在では计量器は设置されておらず盖となる部分のみの保存である。
9. コミュニケーションプラザ中庭 一高中寮柱跡(埋設照明)?地下道入口壁(一部移築)
银杏并木の东端をさらに东へ进むと、コミュニケーションプラザ中庭へと到达する。この一帯にはかつて一高时代に建设された寮があり、そのうちの中寮の柱跡を示す埋设照明が同中庭に设置されている(写真9-1)。多目的ホール付近には、寮から各施设へと通じる地下道入口施设の壁面が一部移设された(写真9-2)。
10. 101号館(旧特設高等科)
コミュニケーションプラザ南馆の西侧から银杏并木の南侧に并行する道を进むと、二阶建ての古いコンクリート建筑の101号馆を右手に见ることができる(写真10)。これは一高时代に特设高等科として建设されたもので、旧制高校编入前の留学生达が学んだ施设であった。
11. 1号館南東角 斎藤阿具寄贈オリーブ
101号馆を过ぎ、1号馆の东侧を通る道を左折して南に进むと、1号馆南东角の植え込みに1本のオリーブが植えられている(写真11)。斎藤阿具がヨーロッパから持ち帰ったものである。根元には「橄欖」(斎藤自笔)の石碑と、一高同窓会による説明板が置かれている。
12. 駒場博物館(旧一高図書館)
そのオリーブから东へと転じると、900番教室と同型の驹场博物馆が见える(写真12-1,12-2)。一高时代には図书馆であったこの建物は、2003年の改修工事を経て、现在では驹场博物馆として本学で行われている様々な研究?教育活动を绍介する施设となっている。展覧会は一般にも无料で公开されている。
13. コミュニケーションプラザ南館西壁 「歴史ギャラリー」パネル
このパネル(写真13)は、驹场农学校から现在のへというキャンパスの変迁を示したものである。制作された2006年以降、现在までの13年间に新たなパネルは追加されていない。2019年にはを迎えた。そろそろ新しいキャンパスの歴史を加えなければいけないだろう。