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日本型の全人的教育カリキュラムを世界に発信

掲载日:2020年11月11日

このシリーズでは、未来社会协创推进本部(贵厂滨)で「登録プロジェクト」として登録されている、国连の持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)に贡献する学内の研究活动を绍介していきます。

FSIプロジェクト 037

インドネシアの学校で実施されている「给食」の配膳の様子

日本の義務教育の学校に通ったことのある人にとって、「学校の思い出」と聞かれて思い浮かぶのは、どんな光景でしょう? おそらく、その思い出は授業中の出来事だけでなく、その前後に行われるホームルーム活動や運動会、合唱コンクールなどの学校行事、クラブ活動での出来事なども思い浮かぶのではないでしょうか。

実は、こうした授业以外の「特别活动(罢翱碍碍础罢厂鲍)」を含む、日本の教育カリキュラムが今、途上国をはじめとする海外の教育関係者らの注目を浴びているのです。教育学研究科の恒吉僚子教授は、その理由を次のように説明します。

「给食を食べる前に全员で行う『手洗い』や、给食当番の配膳のもとに食べる『给食』、それから児童?生徒が全员で行う『扫除』など、日本の学校では当たり前に行ってきたことだと思いますが、実は世界的には当たり前ではないのです。基本的生活習慣の育成をとっても、これらのことを繰り返し毎日行い、習慣化することで衛生に対する考え方や栄養に関する知識、食べ物への感謝が総合的に身につくいわゆる『日本型』の全人的な教育カリキュラムが、海外で注目される理由がこうしたところにあります」

恒吉先生ら研究チームは、こうした日本の「罢翱碍碍础罢厂鲍」の仕组みを英语、中国语、アラビア语などで解説したウェブサイトを公开したり、世界各国からの视察の受け入れや研修などを行っています。

「実は、日本の教育カリキュラムの全人志向はこれまで、日本语でしか语られたことがなく、国际的な诉求力があるにもかかわらず、国际社会に知られずにいました。今后、国际间で参照される机会が増えることによって、日本の教育者が改めて自分たちの教育の质の向上を目指す中で、外に开くきっかけとなればうれしいですね」と恒吉先生は希望を语ります。

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全员で行う「手洗い」

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教室の「掃除」を行う児童。写真提供: Tatang Suratno先生(インドネシア教育大学)

このプロジェクトが贡献する厂顿骋蝉

質の高い教育をみんなに

恒吉僚子 教授 │ 教育学研究科

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