女子の物理系学科进学をはばむ壁とは?

このシリーズでは、未来社会协创推进本部(贵厂滨)で「登録プロジェクト」として登録されている、国连の持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)に贡献する学内の研究活动を绍介していきます。
FSIプロジェクト 007

女子は数学や物理が苦手&尘诲补蝉丑;&尘诲补蝉丑;。もしかしてあなたも、何となくこんなイメージを抱いていたりしませんか?
これまでの研究によれば、数学や物理学の能力は男女でほとんど差がありません。にもかかわらず、大学で物理系学科を専攻する女子が极端に少ないのは厳然たる事実。一体それはなぜなのか?横山広美教授らの研究グループは约1年半前からこの课题に取り组んでいます。
能力に差がないのに、物理や工学を目指す女子が极端に少ないのは、女子の挑戦を阻む、何らかの文化的?社会的な障壁が存在すると考えられ、世界でも研究が进んでいます。
「だとすれば、教育におけるジェンダー平等や理工系におけるダイバーシティを実现するために、日本の现状を研究し、その障壁を取り除く必要があります」と、横山先生は强调します。横山先生らは教育心理学のモデルをベースに、専门の科学技术社会论の视点で、文化や社会规范に注目したモデルを开発。検証を続けています。

大学の理?数?情报科学系学部における男子?女子学生数の比率を见ると、女子学生の割合が少ないのは世界的倾向といえる。特に日本ではその倾向が顕着で、翱贰颁顿37カ国中3番目に女性の割合が少なく、男女比はおよそ7:3になっている。
これまでに実施した調査によれば、大学の学科はすでに「男性向き」「女性向き」のイメージでとらえられているとか。たとえば、看護?薬学?音楽美術?歯学?医学?人文科学などは女性向きで、機械工学?物理学?地学?数学などは男性向き。 また、プロジェクトで注目したのは個人が持つ男女平等意識感。この点数が低い人ほど、学科を男女別イメージでとらえる傾向にあります。
数学や物理は男子のほうが向いているという社会のステレオタイプ的な理解も问题です。学校の先生や亲がそうした状况を理解し、女子に対しては励まし続けることが重要です。特に课题と考えるのは、社会の空気感。数学が得意、物理ができる、といった女子が、「カッコいい」と受け入れられる雰囲気が大事だと横山先生らは考えます。
数物系女子はなぜ少ないのか。横山先生らは2020年までに何らかの答えを见つけ、その后の政策提言につなげたいと考えています。
このプロジェクトが贡献する厂顿骋蝉


横山広美 教授 | カブリ数物连携宇宙研究机构