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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い表紙に教育現場の写真10枚

书籍名

教育心理学の実践ベース?アプローチ 実践しつつ研究を创出する

着者名

判型など

264ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2019年3月8日

ISBN コード

978-4-13-051345-6

出版社

东京大学出版会

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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教育心理学は、その成立以来、「教育実践を直接研究しておらず、教育実践の役に立たない学问になっていないか」という批判をその内部に抱えていた。基础的な実験や调査によるデータを统计的に分析するアプローチが主流で、それをどのように教育场面に生かすのかということが、研究者侧にも、実践者侧にも见えにくかったといえるだろう。それを克服するための活动がこの30年ほどの间、徐々に広がっている。
 
その一つの试みが、本书で绍介する「実践ベース?アプローチ」である。これは、教育心理学者自身が何らかの実践活动をしつつ研究するというものだ。医学や临床心理学では、当然のように思われるかもしれないが、教育心理学、とりわけ「教授?学习」と呼ばれる领域では、日本でも世界でもまず行われてこなかった。もちろん、教育研究者は学校教员と同じではないが、直接的に学习者に関わる场をもつことは可能である。
 
筆者 (市川) の研究室では、この20年ほどの間に、そうした研究をしたいという大学院生がしだいに増え、児童生徒への個別学習支援、中学生への学習ゼミナールの企画?運営、学習方法改善の出張授業、学校の授業づくりへの長期的な参加?協力などを行いながら、それらを検討しあい、さらにそこから問題を立ち上げて学位論文にしてきた。
 
ひと顷であれば、このような研究が学会で论文として认められることはなかったかもしれない。しかし、最近はいくつかの学术雑誌で教育実践を対象とした论文のジャンルが设けられるようになり、その道が开けつつある。本书は、こうして笔者や卒业生たちが発表してきた学术论文を、研究の背景やその后の展开なども含めて、読みやすい形に书き改めたものである。
 
私たちは、こうしたアプローチによって、教科や小中高の校种の壁を越えて、一つ一つの実践を核にして议论しあう场をもつことができるようになった。「研究者も実践し、実践者も研究する」という初期の理念が、しだいに実りつつある。教育心理学の学生や若手研究者はもとより、学校教员や他分野の教育関係者にも本书を読んでいただき、连携を拡げる契机となればと思っている。
 

(紹介文執筆者: 教育学研究科?教育学部 名誉教授 市川 伸一 / 2020)

本の目次

はじめに(市川伸一)
序 章 心理学と教育実践を結ぶために:「実践ベース?アプローチ」とは(市川伸一)

第滨部 実践ベースの研究をどうすすめるか

第1章 実践のフィールドをもつには(市川伸一)
第2章 実践ベースの研究の発表の场(市川伸一)

第滨滨部 自らの教育実践を研究にする

第3章 学習者の言语的説明を重視した認知カウンセリング(市川伸一)
第4章 教训帰纳に着目した认知カウンセリング:教科をこえた「学习方法の転移」はどのようにして起こるのか(植阪友理)
第5章 読解の个别学习指导における相互説明:対象レベル-メタレベルの分业による协同の効果を探る(清河幸子?犬塚美轮)
第6章 教えあいを促す高校の学习法讲座(深谷达史?田中瑛津子)
第7章 小学校と研究者が连携した授业改善の取り组みとその分析(深谷达史?植阪友理?太田裕子?小泉一弘?市川伸一)
第8章 教师の失败は近接する授业の改善にどう活かされるか(篠ヶ谷圭太?深谷达史?市川伸一)
第9章 英语の歌と颁骋制作を融合した「游びと学びゼミナール」の试み(市川伸一)

第滨滨滨部 自らの実践を通して基础研究を生む

第10章 テスト形式は学習方略にどう影響するか(村山 航)
第11章 効果的な予习を実现するためには(篠ヶ谷圭太)
第12章 教训帰纳は学校でどう指导できるか(瀬尾美纪子)
第13章 数学力构成要素の测定と指导法开発(铃木雅之)
第14章 図表をかきながら考える学习者を育てるには(植阪友理)
第15章 科学的に考えるために必要な知识?スキルとは(小林寛子)
第16章 英语リスニング学习の改善に向けて(小山义徳)
 

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