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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

ベージュと白の表紙に青い帯

书籍名

集英社新书 大予言 「歴史の尺度」が示す未来

着者名

判型など

293ページ

言语

日本语

発行年月日

2017年4月

ISBN コード

978-4-08-720880-1

出版社

集英社

出版社鲍搁尝

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不透明な時代に未来を見通すには、長い目で歴史を見なければならない。本書は、近代家族と資本主義が社会の根幹である限りにおいて、過去から未来に向けての長い歴史がすべて25年 (四半世紀) の尺度で分節化することによって見通しが良くなると主張している。たとえば、戦後日本ならば、1945年~70年は復興と成長の時代、70年~95年は豊かさと安定の時代、95年~2020年は衰退と不安の時代である。戦前は、1945年から遡って、1920~45年は第一次大戦後、関東大震災を経て戦争に向かっていく時代、1895~1920年は日清戦争によって日本がアジアの帝国主義国家になっていった時代、1870~95年は明治維新を経て近代国民国家を建設していった時代である。すべて、だいたい25年の単位が節目となってきた。
 
なぜ25年単位なのかという説明を、本書では世代史と世界史の2つの次元で試みている。まず世代史的には、17世紀以降、近代家族が成立していく過程で、世代間隔、すなわち親子の世代の間隔はほぼ25~30年で一定してきた。つまり、親世代と子世代の距離は、過去数百年を通じて一貫して約25年なのである。お互いが相手を意識する兄弟とは異なり、親と子は異なる認識の地平を生きる。明治維新の革命家たちのように、ある大きな歴史的事件 (黒船来航) に直面した世代は、ほぼ同年齢の人々で一つの歴史的世代を形成する。しかし、それより25~30歳年下となる彼らの子世代は、まったく別の世代を形成していくのである。
 
世界史的なレベルでは、拡张期と収缩期をほぼ25年ごとに繰り返すとする「コンドラチェフの波」が重要だ。コンドラチェフの理论は、一方ではシュンペーターのイノベーション论やロストウの成长论に、他方ではマニュエル?マンデルの后期资本主义论、フェルナン?ブローデルの长期持続论やウォーラーステインの世界システム论に活用されてきた。特に、ウォーラーステインの世界システム论の根底に、25年単位の波动という考え方があることを再认识する必要がある。
 
また本書は、「予測」という言葉への対抗的な含意で「予言」という言葉を使っている。「予測」では、最近の動向の連続的な延長線上に未来があるという、単線的な歴史観を想起させるからだ。長期的に歴史を見れば歴史は非連続である。筆者は、そのような切断、歴史の転換点が歴史の波と結びついていると考えている。近代は、科学技术の発展と产业革命に促され、社会が連続的に進歩していくという思考に囚われてきた。だが、そのような直線的な歴史観には限界がある。むしろ、反復的ないし螺旋的な回路をたどって歴史が屈折し、方向を変えていく側面にもっと注目する必要がある。そうした歴史の屈折は、連続的な変化の延長線上で起こるものではなく、危機の中で突如、人間たちの集合的な実践によってこそ生じる。25年は、そのような変化を生じる条件をなす最小単位の長さと考えることができる。
 

(紹介文執筆者: 情報学環 教授 吉見 俊哉 / 2018)

本の目次

序章  歴史のメガネをかける
 
第一章  二五年単位説:一八四五年から二〇二〇年まで
 
第二章  世代間隔と人口転換:二五年単位説の人口学的理解

第三章  長期波動と資本主義:経済循環から眺める世界史

第四章  五〇〇年単位説:近代の「入口」と「出口」

第五章  二五年後の未来 長い一世紀後の未来

第六章  世代史と世界史をつなぐ

関连情报

週間読書人ウェブ 読書人紙面掲載 特集 (2017年6月15日)
吉见俊哉?成田龙一 対谈
歴史のドラマトゥルギー『大予言「歴史の尺度」が示す未来』(集英社) 刊行を機に

 
毎日新聞 (会員限定有料記事 2017年5月9日)
论の周辺 25年単位で歴史を捉える

 
日本経済新聞 (2017年5月6日付 朝刊)
大予言 吉見俊哉著 25年周期で歴史を見る試み

 
Net IB News (2017年8月29日)
大反復する歴史、その「尺度」を探る! (1)

 
東洋経済ONLINE (2017年6月18日)
歴史は?25年ごと?に考えると见方が変わる
戦後?日本は3つの時代を生きてきた (塚田 紀史: 東洋経済 記者)

 

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