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千字で语るコロナ论|教育学 野泽祥子|コロナ禍と東大。

掲载日:2020年11月24日

分野の违う研究者十人による寄稿集
千字で语るコロナ论
东京大学が拥する全26部局から十人の研究者を选び、自身の専门分野の视点からコロナ祸について千字で执笔するよう依頼しました。それはコロナ祸を通して自身の研究を缀るという试みでもあるでしょう。2020年夏、东大研究者たちは何を思い、考えていたのか?
コロナ祸について语るときに研究者の语ることとは?
千&迟颈尘别蝉;十の计一万字でお届けします。

ストレスを抱える子どもとその保护者たち

「乳幼児の3割以上にストレスの兆候」
野泽祥子教授写真
教育学 野泽祥子
准教授

コロナ祸は、子どもたちの生活にも大きな影响を与えています。では、実态を现场の声から把握し、共有?発信することが重要だと考え、『新型コロナウイルス感染症に伴う乳幼児の保育?生育环境の変化に関する紧急调査』を実施しました。乳幼児の保护者を対象とした调査(保护者调査)と、园长や保育者を対象とした调査(园调査)であり、実施期间は4月30日~5月12日でした。

まず、保护者调査では、登园自粛や外出自粛等が要请される中で高いストレスを抱える保护者が多かったことが示されました。奥贬翱の精神的健康状态表により最近2週间の精神状态を寻ねたところ、うつ病検査を推奨される基準を超える回答者は56.8%と半数以上でした。子どももストレスを抱えており「わけもなくいらいらしたり、不机嫌だったりする」ことが増えた子どもが3割以上でした。紧急事态宣言発令中という特殊な状况下での、一时的な精神的健康の悪化である可能性も高いですが、飞颈迟丑コロナの状态が长期化することが悬念される中で、支援のあり方を検讨する必要があることが示唆されます。

一方、园调査では、紧急事态宣言発令中であっても、何らかのかたちで保育を実施していると回答した割合は9割以上を占めていました。コロナ祸において、保育施设は、いわゆるエッセンシャルワーカーとよばれる人たちを中心に働く亲を支える重要な役割を果たしていることが示されました。休园の场合はオンライン保育や动画配信を行った园もあるようです。一方で、乳幼児とのかかわりは密にならざるを得ない中で感染リスク抱えて保育を行うことの困难さがあげられました。また、感染予防対策を厳密に行うためには子どもの活动を制限する必要があり、そのことが子どもの育ちに与える影响を心配する声もありました。こうした感染予防対策と子どもの発达保障のジレンマについては、飞颈迟丑コロナの中では引き続き难しい课题となっています。子どもの安全を守りながらも、过度な活动の制限によって子どもたちが発达上のリスクを抱えることのないよう留意していくことが必要だと考えています。

以上のようにコロナ祸は、子ども、保护者、保育者に大きな负担を强いていることが调査から见えてきました。その支援のあり方や、现下の感染予防対策と将来にわたる発达への影响の可能性をどう考えるかについて、颁贰顿贰笔では引き続き研究をしていきたいと考えています。

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