无月経などの健康问题をケアして女性アスリートに最高のプレーを|能瀬さやか|オリパラと东大。
~スポーツの祭典にまつわる研究?教育とレガシー
半世纪超の时を経て再び东京で行われるオリンピック?パラリンピックには、ホームを同じくする东京大学も少なからず関わっています。世界のスポーツ祭典における东京大学の贡献を知れば、オリパラのロゴの青はしだいに淡青色に见えてくる!?
产妇人科学 |
女性アスリートに最高のプレーを
能瀬さやか NOSE Sayaka
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利用可能エネルギー不足、无月経、骨粗しょう症という女性アスリートが抱える「叁主徴」について日本で最初に大规模な调査を行い支援を行ってきたのは、医学部附属病院の能瀬さやか医师です。
父親の職業でもある産婦人科医と、スポーツとを繋ぐ仕事に興味を持ち、2006年、東大医学部の产妇人科学教室に入局。当時、日本でアスリートを診る産婦人科医は皆無に等しく、スポーツ関係の学会や団体に顔を出して仕事の幅を広げました。
転机は、2012年の国立スポーツ科学センター(闯滨厂厂)の内科医就任。约700名の女子选手のうち、约4割が月経不顺や无月経状态であることを明らかにしました。「叁主徴」は体重が軽い方が有利とされる陆上の长距离种目、体重一阶级制竞技、また审美系と呼ばれる新体操や体操で特にリスクが高まります。
2017年の东大復帰后は、国立病院で初の「」を开设し、日本パラリンピック委员会女性スポーツ委员会委员长としても活动。竞技生活の长いパラスポーツでは、不妊治疗や更年期障害にも対応が必要です。
いま能瀬先生が気になっているのは、中学校?高校の部活。10代の陆上长距离选手の中には、减量指示を受けて1日10回以上も体重计に乗ったり食事量を减らしたりした结果、摂食障害を発症するケースもあるとか。部活の现场には男性指导者が多く、女性选手が相谈しづらいため、养护教諭や公认スポーツ栄养士との连携に力を入れています。
「女性は、10代で无月経や低体重があると20歳顷に骨量がピークまで行かず、一生骨量が低いまま経过し、疲労骨折のリスクが高まります。手遅れになる前にサポートできる体制を作りたいです」