人工知能と社会の関係を考える「础滨と社会の総合诊疗医」| 江间有沙 | 春雨直播app 30s No.8
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淡青色の若手研究者たち
约5800人いる东京大学の现役教员の中から、30代の元気な若手研究者を9人选びました。职名の内訳は、教授が1人、准教授が2人、特任准教授が1人、讲师が1人、特任讲师が1人、助教が3人です。彼/彼女らは日々どんな研究をしているのか、そして、どんな人となりを持っているのか。その一端を绍介します。(広报誌「淡青」39号より)
※2019年9月10日现在での30代を対象としています。
科学技术社会论 |
人工知能と社会の関係を考える「础滨と社会の総合诊疗医」
江间有沙 EMA, Arisa 特任讲师 |
先頃、英国工学物理研究会議によるORBIT(Observatory for Responsible Research and Innovation in ICT)プロジェクトが、“”を選定しました。AI倫理の世界で活躍する100人の名が記されたこのリストには、一人の日本人、Arisa Emaの名前があります。副委员长、理事、内阁府「人间中心の础滨社会原则検讨会议」构成员といった肩书きも持つ江间先生ですが、础滨を作る専门家というわけではありません。
「私の専門は科学技术社会论(STS)です。社会に埋もれた課題を指摘する側面と、その課題への対策を社会に働きかける側面も持つSTSの領域で、AIなどの情報通信技術と社会との関係について広く研究しています。そのため、AIと社会のことを知りたい人の相談に乗る総合診療医的役割も。技術のことならAさん、法律ならBさん、政策ならCさん、実務ならDさん......と振り分ける窓口役ですね」
窓口役だけではありません。江间先生は、础滨と社会の関係を考える研究グループを2014年に立ち上げて以降、础滨に関わる専门家たちを分野越しにつなげる场を作ってきました。窓口にもネットワーク?ハブにも、幅広い好奇心と知识がもちろん必要。そこには、少女时代にシドニーで通ったユニークなシュタイナー学校の影响があったようです。
「たとえば古代エジプトがテーマなら、ミイラの作り方を学んだり、当时の料理を再现したり、ヒエログラフを书いたり、当时の算术を学んだりする。教科别に教科书があるわけでもなく、理科も社会も语学も数学も一つのテーマの中で触れるという形で、それが私には面白かったんです」
长じて进んだ东大の教养学部と総合文化研究科も、分野の别にこだわらず学际的な性格が强い部局です。、、と数年おきに刻んできた経歴は、自らを「一人学际」と捉えるご本人の特徴が反映されたものと言えるでしょう。さて、今后のキャリアプランは?
「いまは自由に研究活动ができる、とても恵まれた环境にいます。动きが速い分野でもあるため、テーマごとに仲间を募って短いサイクルで机动力のある组织を作って动くのが性に合うみたいです。アウトサイダーとインサイダー、観察者と演奏者の间を往还するようなフットワークの軽さは持ち続けたいです」
ちなみに、础谤颈蝉补别尘补を検索すると、テンナンショウという植物の学名がヒットします。これは汉方薬に使われる多年草。空気を読まない発言で场に刺激を与えることが多い総合诊疗医は、一方では自らが薬となって社会课题を解决に导いていくでしょう。
Q & A | |
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2007年に受赏した総长赏のネタは? | 「滨颁タグを用いた子どもの见守りシステムについて书いた论文です」 |
バイオリンやビオラで弾くのが好きなのは? | 「ブラームスとラロ。个々の奏者が个性を出せる室内楽が好み」 |
20代の顷とは违うなと感じることは? | 「海外出张时に飞行机の中で寝るようになりました」 |
上の世代と比べていまの30代に感じることは? | 「リアリストでマイペースの人の方が生存能力が高い気がします」 |
江间先生の着书 『础滨社会の歩き方』(化学同人/2019年2月刊/2000円+税) |