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分散コンピュータの性能を最大限に引き出すソフトウェアを开発。| UTOKYO VOICES 099

掲载日:2021年2月24日

UTOKYO VOICES 099 - 情报理工学系研究科 電子情報学専攻 教授/情报基盘センター長 田浦健次朗

情报理工学系研究科 電子情報学専攻 教授/情报基盘センター長 田浦健次朗

分散コンピュータの性能を最大限に引き出すソフトウェアを开発。

コンピュータの脳に例えられる颁笔鲍。その処理速度は年々速くなり、かつてのスーパーコンピュータは机上に乗るパソコンになった。しかし、颁笔鲍がいくら速くなっても、それを処理するプログラムが最适化されなければ计算速度は上がらない。计算を加速するには、颁笔鲍を复数个つなげて计算させる并列?分散処理が必要となる。田浦が长年取り组むのが、この研究だ。

インターネットでつながったコンピュータ(クラウド)活用が一般的になった今日だが、その普及にさきがけて约20年前に田浦らが取り组んだのが「滨苍罢谤颈驳驳别谤プロジェクト」。东大、京大、早稲田大など国内16拠点に分散した1,000台规模の计算资源を统合する试みだ。「きわめて少ない导入コストで多数の计算资源を利用できるよう、并列処理のためのライブラリやツールを设计し、环境に応じて通信を最适化する集合通信アルゴリズムを开発。谁でも使えるプラットフォームをつくることができました」。

もともと数学の道を志して东大へ入学した田浦だが、急成长する情报分野で社会に役立つ研究をしたいと思うようになり、情报科学科へ进んだ。「与えられた课题をこなす3年生までの授业よりも、自ら问题そのものを见つけて研究する方が性に合っていた」といい、大学院へ进学。以来、多様な分野で役立ち、今まで不可能と思われてきたことを実现するプログラム开発をモットーとしている。社会の発展に资するという志は相変わらずだが、「なるべく早く世の中の役に立つテーマと、长期间かけて追究するテーマにバランス良く取り组む」よう心がけているという。

この「なるべく早く役に立つ」が、2020年に思わぬ形で実現された。東大のITシステムを運用管理する情报基盘センター長でもある田浦が、コロナ禍におけるオンライン授業の態勢づくりを主導したのだ。授業に使うツールの選択や運用方法を短期間でまとめ上げ、情報を集約したポータルサイトやマニュアルを作成。4月6日から実験や実習を除く5,000を超える講義などのオンライン化に成功し、全国に先駆けたいち早い対応が注目を集めた。

現在力を注ぐのが、国立情報学研究所、産総研、全国の情报基盘センターと協力して取り組む、次世代学術情報ネットワーク?データ基盤の整備だ。「全国の研究者がそれぞれの大学で保持する研究データを簡単に共有でき、それを全国の情报基盘センターのパワフルなマシンで簡単に、高速に処理できるしくみです。また、リアルタイムデータ(各種センサー、自動車、スマートフォン、ソーシャルメディアなどから送られてくる、環境や人の活動データ)を解析するための基盤づくりにも取り組んでいます」。

「コンピュータはソフトがあってなんぼ。革新的なアルゴリズムを开発できれば、その使い方は剧的に変わります。それがとても面白いところです」

小物:万年筆とボールペン

Memento

2015年に学生からプレゼントされた、田浦の名前が彫られた万年笔とボールペン。纸に文字を书く机会が少なくなった最近でも、常に持ち歩いている。

直筆コメント:感謝

Maxim

何事も一人で成果を出せるものではない。「センターの任务でも研究でも周りのすべての人に支えられて初めてどうにかなっている。常にそれを有难く感じながら仕事をしています」

Profile
田浦健次朗(たうら?けんじろう)

1992年東京大学理学部情報科学科卒業、1996年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻 博士課程中退 同専攻助手、1997年博士号(理学)取得(東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻)、1999年~2000年カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員、2001年東京大学大学院情报理工学系研究科電子情報学専攻講師、2002年准教授、2015年教授、2018年情报基盘センター長。

取材日: 2020年11月20日
取材?文/佐原 勉、撮影/今村拓馬

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