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シリーズ「言语とアイデンティティ」ワークショップ 2:アジアと世界の男性像

掲载日:2023年2月17日

基本情报

区分 讲演会等
対象者 社会人?一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員
开催日(开催期间) 2023年3月1日 15時 — 16時
开催场所 オンライン
会场
参加费 无料
申込方法 要事前申込
申込受付期间 2023年2月17日 — 2023年3月1日
お问い合わせ先 tokyo.college.event@tc.u-tokyo.ac.jp
シリーズ「言语とアイデンティティ」
ワークショップ滨滨:メディアにおける言语-表象と消费-
基调讲演

本発表では、社会言语学の視点からみて、アジアとそれ以外の地域における男性像の変遷を探究します。社会文化的なステレオタイプと男性性イデオロギーとの関係、また、ジャンル、スタイル、メディアがこれらの概念に対する私たちの理解をどのように形成しているのかに焦点を当てます。Aghaの著作を中心に、メディア化(mediatization)とレジスター化(enregisterment)の理論的概念、および人物像(figures of personhood)の概念を用いて、3つのケーススタディを分析します。

最初のケーススタディでは、ジェームズ?ボンド映画に描写される男性像の変化に関する世界的な倾向を考察します。2つ目は、ハリウッドの忍者映画におけるアジアの男性像の扱いについてです。最后に、3つ目の事例として、シンガポールの「蹿颈迟蝉辫辞」インスタグラマーの言叶遣いやイメージでうかがわれる、アジアの男性像をめぐるイデオロギーの変化について考察します。これらの事例研究を通して、言语とメディアがどのように私たちの男性像の认识に影响を与えるのか、また、これらの表现が社会的规范に抵抗したり强化したりするためにどのように使われるのかについて明らかにすることを目指します。

この3つのケーススタディを分析することによって、言语とメディアを通じて男性像が构筑され、普及する方法を明らかにするために、メディア化?レジスター化?人物像の理论がどのように使用されるかを示します。さらに、现代の男性像のメディア表象が、社会的规范やジェンダー秩序に挑戦したり强化したりするために、どのように利用されうるかについても言及します。本発表は、社会言语学、ジェンダー研究、メディア研究、アジア研究の分野の学者や研究者だけでなく、グローバル化が进んだ今の世界における男性像の认识の変迁を理解することに関心のある人にもとっても兴味深いものであるでしょう。


讲演者:平本美恵

シンガポール国立大学英語英米文学科准教授。研究対象は社会言语学?言語人類学で、特に言語?ジェンダー?セクシュアリティー(「mediation」と「medialisation」、アジアの男性性など)、接触言語学(日本以外で話される日本語、シンガポールの口語英語など)。平本先生はこれらのテーマで広く執筆されており、最近は『Language in Society』 (2019)、『Language and Communication』 (2020)、『World Englishes』 (2021)、『International Journal of the Sociology of the Language』 (2022)などでいくつかの論文が掲載されています。現在、『Oxford Handbook of the Japanese Language』の編集者の一人として働きながら、さまざまなハンドブックの章を準備しています。また、『Gender and Language』の共同編集長、『Journal of Language and Sexuality』の副編集長、『Linguistics Vanguard』のエリアエディター(社会言语学?言語人類学)を務めています。NUS FASS Gender and Sexuality Research Clusterの主任研究員でもあります。

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