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东京大学といすゞ自动车株式会社、合同记者会见を开催 ~いすゞからの寄付金をもとに、「トランスポートイノベーション研究センター」を开设。产学共同で「运ぶ」のイノベーションを加速~

掲载日:2025年1月15日

国立大学法人東京大学といすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は1月8日(水)、いすゞからの寄付金10億円をもとに、東京大学が大学院工学系研究科(研究科長:加藤泰浩)内に「トランスポートイノベーション研究センター」(2月1日開設。 センター長:高橋浩之 大学院工学系研究科教授[予定])を開設することについて、本郷キャンパスの安田講堂で合同記者会見を開催しました。
 

記者会見後に撮影に応じる藤井総長と片山 会長CEO
记者会见后に撮影に応じる藤井総长(左)と片山会长颁贰翱

 

会見には、東京大学から藤井総長、加藤研究科長、同センター長に就任予定の高橋教授の3名、いすゞから片山正則 会長CEO、藤森俊 取締役 専務執行役員 商品技術戦略部門EVPの2名が登壇しました。報道機関?ジャーナリストからの注目度も高く、新聞?テレビ?雑誌などを中心に約30名が来場しました。

冒頭、あいさつする藤井総長
冒头、挨拶する藤井総长

 

冒頭、藤井総長が、欧米の有力大学と比較し、日本の大学が自律的な 財務基盤の構築に取り組み始めたばかりである状況を説明。2年後の東京大学創立150周年とその先の150年を見据えて、財務体制の強化?拡充および経営力の確立を推進する中、寄付金の運用益により研究組織を運営する「エンダウメント(大学独自基金)」の仕組みを新たに設けた経緯を紹介しました。藤井総長は「これからの社会からのニーズに応えるべく、本学の有する知を存分に投入し、研究?教育?社会実装に貢献できればと考えている。このセンターの活動が社会へのインパクト、そして、新たな知の創造へつながることを大いに期待する」と話しました。

トランスポートイノベーション研究センターへの期待を込める片山会长颁贰翱
トランスポートイノベーション研究センターへの期待を込める片山会长颁贰翱

 

片山会长颁贰翱はあいさつの中で、「『运ぶ』のイノベーションを持続的に起こしていくには、いすゞだけでなく、より幅広い分野、多面的な视点を取り入れていかなければならないという思いを强く抱くようになった。共创を検讨する中で东京大学からお声がけをいただき、新しい研究の取り组みができないか协议してきた」と経纬を语りました。さらに、トランスポートイノベーション研究センターへかける期待として、[1]持続可能な形で、アカデミアの観点から社会课题解决の糸口を见つけること、[2]未来の「运ぶ」をカタチづくること、[3]人财を育成すること――の3点を挙げ、「日本の物流问题の変革をけん引し、『运ぶ』のイノベーションを创造し続けたい。东京大学とともに推进する世界最先端の研究活动にご期待いただきたい」と缔めくくりました。

トランスポートイノベーション研究センター设立の意义を语る加藤研究科长
トランスポートイノベーション研究センター设立の意义を语る加藤研究科长

 


続いて、加藤研究科長より、2017年に東京大学に社会連携?産学協創 推進室を設置、産業界と連携して社会連携講座を開講し、共同研究の活性化を進めてきたことが紹介されました。共同研究を成功に導くには、講座期間と連動する3~5年程度の専任の特任教員の確保とその後の展開先が課題となる中、「(いすゞからの寄付を基に)優秀な教員が任期に縛られず、長期的な視野から境界分野の研究にしっかりと取り組み、成果を出していける新しい仕組みが実現できることになった」と恒久組織の設立にこぎつけた意義を語りました。「いすゞからの寄付金の運用益を活用するが、大学としての自由な発想に基づき研究を行うものだ。物流?交通の分野における多くの企業とも連携して研究を進展させていくことで、学術の発展を劇的に進めるとともに社会に貢献してまいりたい」と述べました。
続いて高桥教授より、トランスポートイノベーション研究センターの概要について説明があり、その后、报道関係者による活発な质疑応答がありました。

トランスポートイノベーション研究センターの目指す方向を説明する高桥教授
トランスポートイノベーション研究センターの目指す方向を説明する高桥教授

 

报道関係者との质疑応答では、多くのご质问をいただきました。主な质疑応答は以下のとおりです。

Q1.
商用车メーカーであるいすゞが物流?交通分野の研究に携わる意义は。いすゞからも研究员を派遣するとのことだが、研究成果がいすゞの事业そのものにどう贡献するのか。

(片山会长颁贰翱より回答)
A1.
いすゞは従来の事业に加え、新规事业を开拓しているが、今回のトランスポートイノベーション研究センターの设立は、我々の事业拡大に直结するものではないだろう。研究センターには、まず社会课题に直接向き合った形でのスケールの大きな研究を大いに期待している。その中で输送机器メーカーとしていすゞの强みを生かせる部分が出てくれば、もちろん事业に结び付けていきたいが、それを前提にしたものではない。アカデミアのスケールの大きな研究の中で、我々が社会のお役に立てるものが必ず出てくると信じており、间接的につながってくると考えている。

Q2.
藤井総长のスピーチの中で「具体的なインパクトを生み出していきたい」といった趣旨の発言があった。自动运転という日进月歩の分野において世界中で竞争が激化する中、「いつ顷を目途に」などタイムスパンがあれば教えてほしい。

(藤井総长より回答)
A2.
物流?输送?交通の分野では今、大きな変革の波が来ており、产业界との対话を通じて、アカデミアとして大きな构想を作っていく。今まさに世界各国でいろいろなことが动いており、そこに向けてインパクトが与えられるものにしていければよい。东京大学では、他分野の教员をはじめとする学内构成员の知も结集しながら大きな流れを作っていくことができる。

(加藤研究科长より回答)
A2.
长いスケール?时间をかけて、次々に成果を出していくことを目指すが、一番重要なのは、大きなビジョンとして応えていくということ。今回大きな寄付をいただき、その运用益を使って期限の定めなく研究できるのは最も大きなポイントだ。多くの若い教员が斩新なアイデアを次々に出し、それが次の活性化の种につながるよう、ポジティブにフィードバックをかけながら成长していきたい。それが东京大学、さらには我々工学系研究科の责务であるし、その期待に十分に応えていきたい。

Q3.
研究を进めていく中で同业他社や物流に明るい公司など、他の公司が関与してくる可能性はあるのか?

(片山会长颁贰翱より回答)
A3.
东京大学が决めることではあるが、これが契机となって同业他社や异なる业界の方々が入ることにより、トランスポートイノベーションに向かって志を一つにしていくことがもっとも望ましい形だ。新しい社会づくり、モビリティ社会と言ったときに、あまりにも大きく、いろいろな事业领域が入ってくるうえ、技术の进化がとてつもなく早いので、そのビジョンを実现する上でどういった事业?技术领域で対応していくかというのが我々の非常に大きな课题だ。本研究センターができ、色々な方が参画することによって、幅が広く、しかも深さのある学术研究がなされていくことを大いに期待しており、それにより、必ずや世界との竞争で胜てるだろう。

(藤井総长より回答)
A3.
东京大学としても、大きなスケールで物流?交通分野のビジョンを作っていこうと考えている。これは新しい社会をどのようにデザインしていくかということだ。これには多様な専门知识というものが必要になるので、さまざまな事业领域の公司?产业界の皆さま、そしてさまざまな技术领域?専门分野の方々にぜひご賛同?ご参加いただいて、より良いビジョンを作り上げていければと考えている。
 

报道関係者からの质问に答える登坛者
报道関係者からの质问に答える登坛者
記念撮影に納まる藤森専務執行役員、片山会長CEO、藤井総長、加藤研究科長、高橋教授
記念撮影に納まる(手前左から)藤森専務執行役員、片山会長CEO、藤井総長、加藤研究科長、高橋教授(Photo by Tomohiro Ohsumi / Getty Images for ISUZU)

 

新たに开设されるトランスポートイノベーション研究センターは、物流?交通分野の研究?教育に特化した恒久组织として、本郷キャンパス内に2月1日に开设されます。専任教授を3名採用し、それぞれに研究室を置く予定で、各研究室には10名程度の学部生?院生が所属することを想定しています。また、いすゞからは毎年3名の技术者?研究者を派遣していただくことを计画しています。东京大学はエンダウメント型研究组织の制度を活用して、いすゞからの寄付金10亿円を基金として运用し、そこで得られた运用益などをもとに同センターを运営します。

东京大学といすゞは共に物流?交通分野における社会课题の解决を目指し、学术の発展と人材の育成を通じて、より豊かで梦のある社会の创造?実现に取り组んでいきます。

安田講堂前で記念撮影に納まる藤森専務執行役員、片山会長CEO、藤井総長、加藤研究科長、高橋教授
安田讲堂前で记念撮影に纳まる(左から)藤森専务执行役员、片山会长颁贰翱、藤井総长、加藤研究科长、高桥教授
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