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宇宙线研究所?神冈総合研究栋の竣工记念式典を开催 世界最先端の研究を行う场を提供

掲载日:2021年12月1日

 宇宙线研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設(岐阜県飞騨市神冈町)の隣に新しく完成した神冈総合研究栋の竣工记念式典が1129日、同新栋1阶の梶田ホールで开かれ、来宾や関係者ら约60人が参加しました。

梶田ホールで开かれた神冈総合研究栋の竣工记念式典のようす

 梶田隆章所長は式典で「飛騨市神岡町での研究には長い歴史があり、1983年に小柴昌俊先生の指導のもとに始まったカミオカンデ実験に端を発しています。その後スーパーカミオカンデのための拠点を東茂住に作りましたが、その当時と比べても教職員やスタッフは約3倍。KAGRAも含めると5、6倍に増えています。研究の進展に伴い、既存の研究棟、宿泊棟では研究者を収容できなくなったため、15年以上前から施設要求を行ってきました。2019年にようやく認めていただき、約2年半の建設期間を経て、竣工の運びとなりました。ハイパーカミオカンデの建設も始まり、神岡での研究は今後ますます発展していきます。今後とも皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します」と開会の式辞を述べると、東京大学本部の中川禎一財務課長も「藤井輝夫総長が基本方針として掲げる『春雨直播app Compass』の多元的な3つの視点の一つである『場をつくる』を体現するものとして、この建物が研究だけで闭じることなく、地域と密着した活動の拠点となってくれることを期待しています」とあいさつ。

开会式辞を述べる梶田所长

 来宾として出席した都竹淳也?飞騨市长は「神冈における研究は碍础骋搁础からハイパーカミオカンデの建设へと、更なる飞跃?発展の段阶を迎えており、飞騨市民に夸りと勇気を与えてくれています。今后も市民一体となり力强く応援していきたいと思います」と祝辞を述べました。続いて梶田所长が、建设に协力した松井建设、北陆电気工事の代表者に感谢状を赠呈。さらに、中畑雅行?神冈宇宙素粒子研究施设长の谢辞、大桥正健?重力波観测研究施设长の闭会式辞の后、梶田所长、中川财务课长、都竹市长、亀谷豊?神冈商工会议所会头ら7人がテープカットを行いました。

新栋の竣工を记念して行われた関係者7人によるテープカット

 神冈総合研究栋は鉄筋コンクリート地下1阶、地上4阶建て、総床面积は约3000平方メートル。隣接の宇宙线研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設とは2阶の渡り廊下で连结されています。スーパーカミオカンデなどのニュートリノ研究や、大型低温重力波望远镜KAGRAを使った重力波観測などに参加する国内外の研究者が、世界最先端の研究を行う场を提供するもので、梶田ホールや研究室のほか、エントランスの一部は研究紹介の展示コーナーとしても利用されます。
 
神冈総合研究栋の外観と内部のようす(左上から时计回り)??神冈総合研究栋の外観、展示コーナーとしても利用されるエントランス、2阶のオープンスペース(研究者の交流用)、実験室として利用される予定の大部屋、若手研究者たちの研究室、スーパーコンピューターのサーバー室
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