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菅裕明教授(理学系研究科)のウルフ赏化学部门受赏が発表されました

掲载日:2023年2月10日

东京大学大学院理学系研究科化学専攻の菅裕明教授が国际的に権威のあるウルフ赏の化学部门を受赏することが発表されました。

ウルフ財団(イスラエル)が日本時間の2月8日に2023年のウルフ賞受赏者を発表しました。今年は医学、農業、化学、数学、芸術の5つの部門から8名が受赏しました。化学部門の受赏者には、菅裕明教授?Chuan He教授(シカゴ大学)?Jeffery W. Kelly(スクリプス研究所)の3名が選出されました。

今回の受赏决定は、菅教授の「生物活性ペプチドの创製を革新する搁狈础触媒の开発」に関する业绩が认められたものになります。菅教授は、既存のペプチド医薬品开発の常识を覆す「特殊ペプチド创薬」という概念を提唱し、望みの生物活性を示す薬剤候补ペプチドを生み出すオンリーワン技术の开発に成功しました。本技术は、近年隆盛を极めるペプチドを基盘とした中分子医薬品研究の先鞭となりました。実际に関连技术は世界各国の大手製薬公司に技术移管され、社会実装が进んでいます。

ウルフ賞は化学、農業、数学、医学、物理学、芸術の分野で国際的に卓越した業績をあげた科学者および芸術家に与えられる賞です。ウルフ賞化学部門の日本人受赏者は、野依良治名誉教授(名古屋大学)、藤田誠卓越教授(東京大学)に続き3人目となります。また、理学系研究科?理学部からは、1985年に日本人初のウルフ賞 数学部門の受赏となった小平邦彦名誉教授のほか、物理学部門では1994年に南部陽一郎博士、2000年に小柴昌俊特別栄誉教授が受赏されています。

授赏式はイスラエルにて2023年6月15日に执り行われる予定です。
 

受赏者のコメント

このたびは、ウルフ赏という名誉ある赏をいただき、大変光栄に思います。この赏は私だけではなく、菅研究室の歴代のメンバー全员が受赏したものです。彼ら彼女らの何时间、何日、何年にもわたる研究への献身的な努力がなければ、このような评価を受けることはできなかったと思います。このような机会を与えてくれた、私の研究室のすべての人々、家族、友人、同僚に感谢したいと思います。
 

2023年 ウルフ賞 化学部門

受赏者:

东京大学大学院理学系研究科化学専攻
教授 菅 裕明(すが ひろあき)
 

受赏内容:

  • 1975年に设立されたウルフ财団(イスラエル)が1978年から授与している赏であり、化学、农业、数学、医学、物理、芸术の分野で国际的に卓越した业绩をあげた科学者および芸术家に与えられる赏。
  • 「生物活性ペプチドの创製を革新する搁狈础触媒の开発」
  • 2023年6月15日、エルサレム イスラエル議会場で授賞式が行われる。
2023年 ウルフ賞 化学部門 菅裕明教授:

 

経歴:

岡山市出身。岡山大学卒業後、1994年マサチューセッツ工科大学PhD取得。1994年から1997年マサチューセッツ総合病院?ハーバード大学医学部博士研究員。1997年から2002年ニューヨーク州立バッファロー大学Assistant Professor、2002年から2003年同大Tenured Associate Professor。2003年から東京大学先端科学技術研究センター助教授、2005年から教授。2010年から同大大学院理学系研究科教授。
 

受赏歴など:

2011年内閣府産学官連携功労者表彰「日本学術会議会長賞」、2012年日本化学会学術賞、2014年日本ペプチド学会Akabori Memorial Award、2015年科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞?研究部門」、2016年読売テクノフォーラム?ゴールドメダル賞、ドイツ?マックスバーグマン?ゴールドメダル賞、日本イノベーター大賞特別賞、2017年名古屋シルバーメダル、2019年アメリカペプチド学会Vincent du Vigneaud Award、2020年マサチューセッツ工科大学T. Y. Shen Lectureship、チューリッヒ工科大学Prelog Medal、2022年日本内分泌学会NPO日本ホルモンステーション松尾壽之賞。
2006年ペプチドリーム社創業、2012年東証マザーズ上場、2015年東証一部上場、2016年日本ベンチャー大賞内閣総理大臣賞、2020年EY World Entrepreneur of the Year日本代表、2018年に社外取締役退任。
2017年ミラバイオロジクス社创业、取缔役。
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