平成31年3月12日(火)に藤田诚教授(応用化学専攻)が「结晶スポンジ法—齿线构造解析の革新と分子科学技术への展开—」で恩赐赏および日本学士院赏を重ねて授与されました。
日本学士院における授赏制度は、明治43年に创设され、学术上特にすぐれた论文、着书その他の研究业绩に対して授赏を行っております。
<恩赐赏?日本学士院赏 受赏理由>
研究题目:结晶スポンジ法&尘诲补蝉丑;齿线构造解析の革新と分子科学技术への展开&尘诲补蝉丑;
藤田誠教授は、結晶スポンジ法(Crystalline Sponge method: 以下、CS法)と呼ぶ「結晶化を必要としないX線構造解析手法」を創出しました。CS法は、結晶スポンジ、すなわち細孔性の金属錯体単結晶に、対象試料を溶液状態から吸蔵させ、錯体の細孔を鋳型として吸蔵試料化合物の周期配列を作り出し、そのX線結晶構造を観察する技術です。X線構造解析において、これまで多大な時間と労力を必要としてきた「試料の結晶化」の工程を省くことができる画期的な技術です。この手法は汎用性が高く、分子が関与する様々な研究の現場で活用されています。とりわけ、測定に必要な試料の量をマイクログラムの大きさに下げることができるため、微少量成分の構造決定を行う天然物化学や、微量活性成分や不純物の構造決定を必要とする製薬企業の創薬研究において大きな威力を発揮しています。この技術の誕生の背景には、藤田氏が過去四半世紀かけて積み上げた「配位結合駆動の自己組織化物質創製」の基礎的な研究基盤があります。(日本学士院HPより抜粋)
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