谜の「高速电波ハ?ースト」までの距离の解明にすは?る望远镜か?贡献 本当に50亿光年の彼方からやってきていた!

东京大学大学院理学系研究科の戸谷友则教授らは国际研究グループの一员として、高速电波バーストと呼ばれる谜のフラッシュ现象をすばる望远镜で観测し、初めてこの天体が50亿光年という宇宙论的な远距离にあることを証明しました。この现象の正体が今后の研究で明らかになっていくことが期待されます。
電波望遠鏡で夜空を観測していると、継続時間がわずかに数ミリ秒という極めて短い、「高速电波バースト」という謎のフラッシュ現象が起きます。この現象は9年前に発見されたばかりで、観測された電波の特徴から、パルサー(強磁場を持って回転し、 周期的に電波を放っている中性子星)などの银河系内の既知天体ではなく、银河系外、しかも50~100億光年という宇宙论的な遠距離からやってきていることが示唆されていました。しかし、直接的な距離測定はこれまで全く例が無く、実は天体現象などではなく地球大気における発光現象ではないかという主張すらありました。
今回、东京大学や国立天文台などの日本チームは、オーストラリアのパークス电波天文台が発见した高速电波バーストについてすばる望远镜で追観测を行い、初めて高速电波バーストが発生した远方の银河を突き止め、その距离が50亿光年という远距离であることを証明しました。これにより、高速电波バーストは本当に宇宙论的远距离にある巨大な爆発现象であることを明らかにしました。その银河は楕円银河という古い星の集まりであったため、高速电波バーストは、连星中性子星の合体などがその起源として有力になりました。
「今回の観测结果は宇宙论上の问题にも光を当てています。宇宙の元素などの既知の物质の存在量は标準宇宙モデルによって理论的に予想されていますが、そのうち银河に取り込まれて星になっているものは10%もありません。残りの90%以上は、银河间空间に薄いガスとして存在すると考えられてきましたが、観测的な検証はありませんでした」と戸谷教授は话します。「电波は、伝搬中に物质中を通るとその量に応じて到着时间が遅れます。これを用いて银河间物质の密度を求めたところ、标準宇宙论の予言と一致したのです。これにより、宇宙における全元素の存在场所が明らかになりました」と続けます。
论文情报
The host galaxy of a fast radio burst", Nature 530, 453-456, (2016)
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