
书籍名
地図の事典
判型など
532ページ、叠5判
言语
日本语
発行年月日
2021年11月1日
ISBN コード
978-4-254-16358-2
出版社
朝仓书店
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
今や、個々人が好きな時に、好きな場所で、パソコンやスマートフォンなどを通じて地図を作成?使用できます。インターネットを介して世界中の人々と地図を共有することもできます。現代社会において地図は、いつでも?どこでも存在するもの (ユビキタスなもの) となり、私たちの日常生活の至る所で登場します。例えば、2020年から猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症についても、感染の広がり具合を示す地図が山ほど作成され、連日のようにテレビ、新聞、インターネットなどを通じて発信されています。
このように地図が当たり前の存在になった时代だからこそ、「そもそも地図とは何なのか」「地図はどのようにして作られているのか」「地図を适切に使用するにはどうすればよいか」といった疑问を持つことが重要となってきています。少しでもこうした疑问を持った人、地図に関心がある人にとって、本书は最适な参考书となります。
本書は、総勢119名の地図の専門家が3部門?15章?200項目にわたって非常に多様な観点から地図についてまとめた、類を見ない事典です。地図の本というと、作り方?描き方をまとめたものが多いですが、本書はそうした技术的問題だけでなく概念的問題や社会的問題なども扱っており、読者の地図リテラシーの獲得に重きを置いていることが特徴的です。
第1部「地図を知る」では、地図の哲学、歴史、社会との関係、概念?理论、新たな展开が绍介されています。「地図とは何なのか」という疑问を抱いた人は、この部门を読むことで、その思想的侧面から社会的侧面まで幅広く知ることができます。
続く第2部「地図を作る」では、まず地図作成技术の原理という根本的な話が示されます。その上で、地図の類型やデザイン?製作?複製の仕方が紹介され、最後にオンライン上でのデジタル地図の作成?共有方法が解説されています。ここでは、地球上のどこに、何が、どのように存在するのかを知り、そのデータを地図というかたちで視覚的に表現する、という一連の作業について、社会的側面も含めて学ぶことができます。
最後に第3部「地図を使う」では、地図の読み解き (読図) の方法だけでなく、読図に関わる認知能力や、様々な社会的場面での地図の利用方法、地図の入手?保存の仕方、さらには地図についての教育?研究の実態などがまとめられています。一言に「地図を使う」と言っても、そこにはいろいろな意味合いがあります。地図を使うためには、そもそも地図を入手しなければなりませんし、しっかりと地図を読み解くためにはそれなりのスキルや知識が必要です。この部門では、「地図を使う」ことの多面性を知ることができます。
私たちが思っている以上に、地図は复雑なものであり、地図について考えるべきことはたくさんあります。地図について気になることがある人は、是非本书を手に取ってみてください。
(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 助教 田中 雅大 / 2022)
本の目次
〈础1 地図とは何か〉
A1-1 概説〔森田 喬〕
A1-2 地図の概念〔森田 喬〕
础1-3 空间的思考?行动〔若林芳树〕
A1-4 時空間論〔森田 喬〕
础1-5 コミュニケーション论〔金洼敏知〕
A1-6 地名論〔田邉 裕〕
A1-7 技术進化論〔星埜由尚〕
A1-8 地図文化論〔西川 治?森田 喬〕
A1-9 視覚芸术論〔小林昭世〕
础1-10 インフォグラフィックス-空间认识と问题系の可视化〔中野豪雄〕
础1-11 地理空间情报科学论〔冈部篤行〕
〈础2 地図の歴史〉
础2-1 概説〔铃木纯子〕
础2-2 地図の歴史とは-「地図の歴史」の歴史〔铃木纯子〕
A2-3 地図ということば〔森田 喬〕
础2-4 地図のはじまり〔金洼敏知〕
础2-5 地図が描いた世界〔叁好唯义〕
础2-6 前近代の地図-ルネサンス以后のヨーロッパ〔叁好唯义〕
础2-7 地図の歴史とアフロ?ユーラシア〔応地利明〕
础2-8 近代の地図〔铃木纯子〕
础2-9 中国-长大な地図の流れ〔今村辽平〕
础2-10 日本-古代?中世〔金田章裕〕
础2-11 日本-近世〔上杉和央〕
础2-12 日本-近代〔铃木纯子〕
A2-13 地図帳の歴史〔芳賀 啓〕
A2-14 地球儀〔千田 稔〕
A2-15 測地?測量技术の変遷〔瀬戸島政博〕
础2-16 地図の印刷と出版の歴史〔辻野民雄?水谷一彦〕
础2-17 地図作成者の歴史(変迁)〔铃木纯子〕
〈础3 地図と社会〉
础3-1 概説〔若林芳树〕
础3-2 国际政治?外交?军事と地図〔立冈裕士〕
础3-3 环境?ハザード把握の地図〔熊木洋太〕
A3-4 福祉と地図〔宮澤 仁〕
础3-5 マス?メディアの地図〔山田晴通〕
础3-6 社会基盘と地図〔太田守重〕
础3-7 地図ビジネス〔岩见一太〕
础3-8 地図の権威〔铃木晃志郎〕
础3-9 监视とプライバシーと地図〔若林芳树〕
础3-10 カウンターマッピング(対抗地図)〔西村雄一郎〕
A3-11 地図作成の国際貢献〔佐藤 潤〕
〈础4 地図の种类〉
础4-1 概説〔熊木洋太〕
A4-2 作成法による分類〔宇根 寛〕
础4-3 形态?体裁?缩尺による分类〔齐藤忠光〕
础4-4 表现内容による分类〔铃木厚志〕
A4-5 陸の一般図〔宇根 寛〕
础4-6 海の地図〔今井健叁〕
A4-7 航空図〔太田 弘〕
础4-8 国际地図〔今井健叁〕
础4-9 地籍図〔滝沢由美子〕
础4-10 住宅地図〔池上雅己〕
A4-11 地圏事象を対象とする主題図〔宇根 寛〕
A4-12 水圏事象を対象とする主題図〔佐藤 潤〕
础4-13 気圏事象を対象とする主题図〔平井史生〕
A4-14 生命圏事象を対象とする主題図〔杉村 尚?宮川 浩?畠瀬頼子〕
础4-15 経済?交通事象を対象とする主题図〔矢野桂司〕
A4-16 社会?文化事象を対象とする主題図〔田邉 裕〕
A4-17 自然?社会の複合事象を対象とする主題図〔小荒井 衛〕
A4-18 その他の特定用途指向地図〔佐藤 潤〕
A4-19 利用者グループ指向地図〔寺本 潔〕
A4-20 想像地図〔芳賀 啓〕
A4-21 行政機関作成地図〔大場 亨〕
础4-22 奥别产地図サービス〔真野栄一〕
〈础5 地図の挑戦〉
础5-1 概説〔有川正俊〕
础5-2 滨罢による地図の革新〔有川正俊〕
A5-3 ユビキタス空間情報社会〔森田 喬〕
础5-4 地図と実世界の融合〔有川正俊〕
A5-5 危機管理地図〔井ノ口宗成?林 春男〕
础5-6 环境センシング〔木实新一〕
础5-7 ビッグデータ统计地図〔藤田秀之〕
A5-8 芸术地図〔山口 晃〕
础5-9 都市模型〔伊藤香织〕
础5-10 地図编集の拡がり-その多様性と一般性〔饭塚新真〕
础5-11 マップエンターテインメント〔小林政能〕
础5-12 地図とダイアグラム〔中野豪雄〕
【叠 地図を作る】
〈叠1 地図の原理〉
叠1-1 概説〔今井健叁〕
叠1-2 测る科学?数学的基础〔政春寻志〕
B1-3 地球を測る〔仙石 新〕
B1-4 地球上の位置(経緯度と高さ)を測る〔仙石 新?鎌田高造〕
叠1-5 陆と海を测る〔熊木洋太?仙石 新〕
叠1-6 球面を平面に移す-地図投影法の原理〔政春寻志〕
叠1-7 国土基本図?地形図等の図法〔政春寻志〕
叠1-8 海図と航空図の図法〔今井健叁〕
叠1-9 地理空间情报の标準化〔太田守重〕
B1-10 地図をめぐる法体系〔鎌田高造?仙石 新〕
叠1-11 地理学と地図〔滝沢由美子〕
叠1-12 メンタルマップ〔若林芳树〕
叠1-13 空间表现と地図コミュニケーション〔若林芳树〕
〈叠2 地図作成の类型〉
叠2-1 概説〔铃木厚志〕
B2-2 基本図〔宇根 寛〕
叠2-3 基図〔辻野民雄?水谷一彦〕
叠2-4 编集図〔菱山刚秀〕
叠2-5 主题図〔铃木厚志〕
叠2-6 统计地図〔铃木厚志〕
B2-7 カルトグラム〔井上 亮〕
叠2-8 ネットワーク図〔高桥成雄〕
叠2-9 写真地図?卫星地図〔中野一也〕
叠2-10 鸟瞰図(パノラマ地図)〔织田雅己〕
叠2-11 ディスプレイ表示地図〔远藤宏之〕
叠2-12 イラストマップ〔高桥美江〕
叠2-13 地図オブジェ〔近藤贺誉〕
〈叠3 地図の作図?デザイン〉
B3-1 概説〔森田 喬〕
B3-2 地図の概念設計〔森田 喬〕
叠3-3 资料収集?整理〔辻野民雄?水谷一彦〕
叠3-4 図式设计〔木村博之〕
叠3-5 投影法〔政春寻志〕
叠3-6 缩尺と総描〔塚田野野子〕
叠3-7 统计処理〔石田恵一〕
B3-8 視覚変数〔森田 喬〕
叠3-9 地図における色彩表现〔中垣信夫〕
B3-10 立体表現〔石川 剛〕
叠3-11 动的表现〔伊藤香织〕
B3-12 ユニバーサルデザイン〔宇根 寛〕
B3-13 非地理座標表現〔井上 亮〕
叠3-14 作図工程〔辻野民雄?水谷一彦〕
叠3-15 地図の更新〔今井健叁〕
叠3-16 情报保护〔丸山智康〕
〈叠4 地図の製作?复製〉
叠4-1 概説〔齐藤忠光〕
B4-2 印刷地図の製作〔朝日 守〕
叠4-3 电子データの地図化と利活用〔广瀬典和〕
叠4-4 电子データの视覚化〔久保田秀徳〕
叠4-5 电子海図の製作〔菊池眞一〕
叠4-6 地図用纸〔藤沼邦雄〕
叠4-7 地図の折りと製本-平図?巻き図?折り図,製本〔齐藤忠光?叁浦公亮〕
叠4-8 地図帐(アトラス)〔水谷一彦〕
叠4-9 掛地図〔樋口米蔵〕
叠4-10 地球仪〔樋口米蔵〕
B4-11 立体地図 ?床地図〔三田幸雄〕
B4-12 触地図〔中川 俊〕
B4-13 写真地図〔中島 円〕
叠4-14 复製と着作権〔水谷一彦〕
B4-15 出版?刊行〔竹内 渉〕
〈叠5 ネットワーク环境の地図〉
叠5-1 概説〔有川正俊〕
叠5-2 奥别产マッピング〔丸山智康〕
叠5-3 地図サービスとモバイル环境〔大西启介〕
叠5-4 クラウドコンピューティングと个人向け地図〔丸山智康〕
叠5-5 社会参加型地図〔古桥大地〕
叠5-6 コンピュータ地図可视化〔高桥成雄〕
B5-7 ジオコーディングとジオパージング〔相良 毅〕
叠5-8 日常生活の风景写真と地図〔丸山智康〕
B5-9 地図アーカイブのインターフェース〔田中 圭〕
叠5-10 痴搁と地図〔古桥大地〕
叠5-11 デジタル地図ビュー〔远藤宏之〕
叠5-12 厂狈厂と地図〔藤田秀之〕
【颁 地図を使う】
〈颁1 地図利用の基本〉
颁1-1 概説〔若林芳树〕
C1-2 読図〔村越 真〕
C1-3 地図情報の検索〔村越 真〕
颁1-4 地図と参照枠〔松井孝雄〕
颁1-5 地図を用いた定位と伝达〔髙井寿文〕
C1-6 経路探索とナビゲーション〔村越 真〕
颁1-7 空间解析〔贞広幸雄〕
颁1-8 距离?面积の计测〔铃木厚志〕
颁1-9 言叶の道案内〔〕
颁1-10 デジタル地図の操作〔若林芳树〕
颁1-11 空间的能力〔铃木晃志郎〕
颁1-12 地図のリテラシー〔若林芳树〕
〈颁2 地図の目的别利用〉
颁2-1 概説〔铃木厚志〕
C2-2 ガイドとしての地図〔伊藤 等〕
颁2-3 サインとしての地図〔新垣纪子〕
颁2-4 着述〔今尾恵介〕
C2-5 交通図〔髙橋 悠〕
C2-6 カーナビゲーション〔林 秀美〕
颁2-7 生活支援〔青木和人〕
颁2-8 安全确保〔宫城豊彦〕
颁2-9 灾害対応地図〔铃木雄一〕
C2-10 ビジネス〔平下 治〕
C2-11 国?自治体運営のための地図〔大場 亨〕
颁2-12 调査?研究〔卜部胜彦〕
〈颁3 地図の入手〉
C3-1 概説〔太田 弘〕
颁3-2 奥别产サイト〔伊藤智章〕
颁3-3 国土地理院〔野尻琢也〕
C3-4 日本地図センター〔小堀 昇〕
颁3-5 海の地図〔上田秀敏〕
C3-6 リモート?センシング技术センター〔五十嵐 保〕
颁3-7 行政机関作成地図〔谷冈诚一?津沢正晴〕
C3-8 海外公的機関作成地図および海外民間地図〔佐藤 潤〕
颁3-9 古地図〔山下和正〕
颁3-10 地図の閲覧とコピー〔铃木纯子〕
C3-11 地図相談の窓口〔森田 喬〕
〈颁4 地図の保存?活用〉
颁4-1 概説〔铃木纯子〕
颁4-2 図书馆〔铃木纯子〕
颁4-3 公文书馆〔河村克典〕
颁4-4 博物馆〔叁好唯义〕
C4-5 地図学博物館構想〔西川 治?鈴木純子?森田 喬〕
C4-6 個人コレクション〔芳賀 啓〕
颁4-7 デジタルアーカイブ〔塚本章宏?平井松午〕
C4-8 地誌の記憶としての地図〔芳賀 啓〕
颁4-9 歴史骋滨厂〔塚本章宏?平井松午〕
颁4-10 地図の展示〔高田明典〕
〈颁5 地図と教育?研究〉
颁5-1 概説〔滝沢由美子〕
颁5-2 学校教育における地図の教育〔叁桥浩志〕
颁5-3 幼児?小学校における地図の教育〔吉田和义〕
C5-4 中学校における地図の教育〔太田 弘〕
C5-5 高等学校における地図の教育〔田代 博〕
颁5-6 教材?教具〔樋口米蔵〕
颁5-7 地図展?地図作品展(コンクール,コンテスト)〔田中靖夫〕
C5-8 大学?専門技术者教育〔鈴木厚志〕
颁5-9 职能としての地図作成〔稲垣秀夫〕
颁5-10 生涯学习〔野々村邦夫〕
C5-11 国際支援と援助〔佐藤 潤〕
颁5-12 地図の研究〔若林芳树〕
C5-13 国際学術団体〔森田 喬〕
文 献
付 録
付録I 地図に関する主な歴史年表
付録II 地図投影法分類表
付録III 国内外の地図関連学協会一覧
付録IV 国内外の地図関連雑誌
付録V 主要国地図?地理空間情報作成提供機関
付録VI 国内の主な地図所蔵機関一覧
付録VII 地図の入手先一覧
付録VIII 地図の主な参考図書
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