人间工学にもとづく改善の教科书 人间の限界を知り、克服する
本书は以下のような方におすすめです!
いつもミスばかりしてしまうから、なんとかしたい!
もっと作业の効率を上げたい!
自分の言いたいことが、なぜか相手に上手く伝わらない&丑别濒濒颈辫;
そもそも「人间工学」って何?
急に「何かを改善しろ」と言われたけど、どうしよう&丑别濒濒颈辫;
着者はロボット工学に関する研究?教育を行っている大学教员です。
「大学の、しかもロボット工学が専門の教員が、なぜ改善の本を書くの? しかもなぜ人間工学なの?」
と不思議に思われた方も多いでしょう。実は、現在の大学教員は特定の学術分野の専門家であるのはもちろんのこと、有限な資源 (人?場所?モノ?カネ) を適切に配分する管理者でもあるのです。管理システムがほぼゼロ (?) の大学の研究室を円滑に運営できるようにするには、自らシステムを構築し、日々改善を行うしかありません。
しかし、残念ながら多くの高等学校や大学では改善活动については教えてくれません。そもそも改善が学问としては未だ成立していないのだから仕方がないでしょう。さらに状况が悪いことに、実际に日々の改善を行うことを求める民间公司などにおいても、&濒诲辩耻辞;改善活动の进め方&谤诲辩耻辞;についてはほとんど教育をしていないことが分かってきました。
そこで本书はそんな学问として成立していない改善を、人间工学という学问の知识を広めようとする工学者の视点から、そして自らの组织の运営を円滑に行おうとする管理者の视点から议论しています。
さて、もう1つの疑问の、「なぜロボット工学の研究者が人间工学を重んじるのか」ですが、ロボットが広く社会に受け入れられるためには、どうしても乗り越えなければならない壁があります。それが「人间」です。
つまり、人间が行うのと同等またはそれ以上の速度?品质?経済性で作业をしなければロボットが人间に代わって作业を行うことの価値が十分に発挥されません。そこで、ロボットが乗り越えるべき壁である「人间」を详细に知ることは、竞合を知るという意味で大変重要なことになります。そして、人间がうまくできないことを知ることで、ロボットのほうがうまくできることを见つけることができるようになるわけです。これによって、すべての分野でロボットが人间を超えるのは无理だとしても、人间が苦手な分野にロボットが活跃の场所を见つけることができるようになると期待しています。
以上のように、まだ学问として成立していない改善活动に人间工学という学问の知识を加えることで生み出された、&濒诲辩耻辞;人间工学にもとづく改善&谤诲辩耻辞;は、世の中で活跃する皆さんにとって非常に强力な武器になると考えています。ぜひ一度、本书に目を通してみて下さい。
(紹介文執筆者: 工学系研究科 / 新领域创成科学研究科 准教授 福井 類 / 2022)
本の目次
第2章 人间工学的なモノの见方で改善を行うための基础
第3章 できない相談をしていませんか? (人間工学から見た人間の限界を知ろう)
第4章 改善対象を発見しよう (その1: 人間の限界を試す悪例との比較)
第5章 改善対象を発見しよう (その2: 言い訳法による身の回りの問題の発掘)
第6章 ではどうやって改善するべきか?
第7章 难しい作业を简単にするための原则を导入しよう!
第8章 人间工学的なモノの见方による具体的な改善の例
第9章 よい改善提案书を书こう!
関连情报
福井个人の奥别产ページ
书评:
BOOK Review (『工場管理』2022年2月号 Vol.68 No.2 2022年2月)