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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

TPチャートとベージュの表紙

书籍名

リフレクションを可视化する ティーチング?ポートフォリオ?チャート作成讲座

着者名

判型など

112ページ、叠5判、奥别产解説动画付

言语

日本语

発行年月日

2021年3月

ISBN コード

978-4-260-04477-6

出版社

医学书院

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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「よい教育」を実现するための具体的な手法や考え方は、世の中に既に无数にあり、これらの情报は今や简単に手に入れることができます。もっといってしまえば、こうした情报の多さは「氾滥」の域に达しているといっても良いでしょう。教育の担い手である教师は、これら膨大な情报と社会からの期待に囲まれるなか、より良い教育を実际に実践したいと思いつつも、日々は诸事に忙杀されじっくりと考える时间をとることもままならない状况におかれています。そして、教师になろうとする段阶において、あるいは教师になってからにおいても、自分はどうありたいのか、目の前の学生や生徒にどのように育ってほしいのか、何を学んでほしいのか―これらの问いに応え、教育者としての根干を自覚する机会は実际のところ、十分に用意されているわけではありません。
 
本書で紹介するティーチング?ポートフォリオ?チャート(Teaching Portfolio Chart: TPチャート)は、これら教育者としての根幹を自らの教育活動のリフレクションによって見出すためのツールです。「教師としてどうありたいのか、学生や生徒にどう育ってほしいのか、学問の何をどのように学んでほしいのか」―これらの問いに対する答えは、他者から与えてもらうものではありません。自らのリフレクションによって教育の根幹となる軸を見出すことで、教育の改善が真の意味で「じぶんごと」となり、自ら教師としての目指す方向が定まり、必要な情報を意思を持って選び取っていくことができるでしょう。また、教育者としての自らの価値をあらためて認識し、誇りをもって教育を担っていくことができるでしょう。
 
本书は罢笔チャートというものについて単に知识を増やすことを目的としておらず、実际に罢笔チャートを作成し、自らの教育理念を见出してもらうことを目指しています。読者としては教育に従事している、あるいは従事したいと考える方々を想定していますが、「教える」という行為が社会で生きていく上で実に多様な场面に登场することを考えれば、教师の方々に限るものではありません。人に「教える」という行為について、自分は何をもっとも大切にしているのか、を考えたいという全ての人が読者として対象となります。
 
本书は3部构成となっており、知りたい内容に応じてどこからでも読む始めることができます。罢笔チャート自体について知りたい场合は第1部、作成について具体的に知りたい场合は第2部、罢笔チャートでなくティーチング?ポートフォリオについて知りたい场合には第3部から开いてみてください。また、巻末には参考文献および参考となる奥别产サイトを所収しています。着者としては、特に、4人の先生方の罢笔チャートの具体例や、座谈会における教育理念がより深まっていくプロセスが収められている第2部の3章と4章がおすすめです。
 
「教える」ことに対する自分の姿势についてじっくりと考えたい方に読んでいただけると幸いです。
 

(紹介文執筆者: 教育学研究科?教育学部 教授 栗田 佳代子 / 2021)

本の目次

はじめに
 
第1部 罢笔チャートを理解する
 第1章 罢笔チャートについて知る
  罢笔チャートは,教育活动を可视化しリフレクションを促す
  罢笔チャートには多様な活用方法がある
  罢笔チャートを更新することで,継続的なリフレクションが促される
 第2章 メンタリングについて知る
  メンタリングによって,よいリフレクションができる
  メンタリングで话を聴くときには,気をつけることがある
 
第2部 罢笔チャートを作成する
 第1章 罢笔チャートを実际に作成する
  罢笔チャート作成のための準备をする
  罢笔チャートに取り组む
  デジタル版の罢笔チャートの作成
 第2章 罢笔チャートを见直す
  罢笔チャートを见直すことの意义を知る
  罢笔チャートを见直す方法を知る
  実际に罢笔チャートを见直す
  罢笔チャートの组织への导入
 第3章 罢笔チャートの実例を知る
  罢笔チャート作成ワークショップについて知る
  事例1 A先生のTPチャート (資料1)
  事例2 B先生のTPチャート (資料2)
  事例3 C先生のTPチャート (資料3)
  事例4 D先生のTPチャート (資料4)
 第4章 罢笔チャート作成に関する座谈会を通して,メンタリングの実际を知る
  「罢笔チャート作成の感想」をめぐる座谈会
  座谈会のまとめ──メンターからの问いかけのポイント
 
第3部 ティーチング?ポートフォリオ(罢笔)を理解する
  罢笔はリフレクションにもとづいた教育活动に関する文书である
  罢笔は个人でも组织でも活用できる
 
参考文献
罢笔に関する参考书籍,関连奥别产サイトなど
おわりに
索引
着者略歴

関连情报

関连动画:
[サンプル]1.作成の流れを知る (ティーチング?ポートフォリオ?チャート作成讲座) (医学书院 | YouTube 2021年3月16日)

 
[サンプル]8.方法の背後にある方針を書き出す (ティーチング?ポートフォリオ?チャート作成讲座)  (医学书院 | YouTube 2021年3月16日)

 
関连记事:
TP チャートを作る (TP研究会ホームページ)

 
教育活动の振り返りを目的としたティーチング?ポートフォリオ?チャートおよび作成研修の开発と评価 (『高等教育开発』1巻辫.19-27 2022年)

 
书评:
林 直子 (聖路加国際大学教授) 評「よりよい教育活動と自己肯定感の向上をもたらす」 (『看護教育』Vol.62 No.7 2021年7月号)

 
佐々木幾美 (日本赤十字看護大教授?看護教育学) 評「教育に携わる人が,自らの教育を見える形で振り返るために」 (医学书院ホームページ)

 
ワークショップ:
第2回Faculty Café「教育者としてのあり方を自ら見出す~TPチャート作成を通したリフレクション~」 (早稲田大学 大学総合研究センター 2021年6月9日)

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