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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い字で英語タイトルが書かれた黄色い表紙を背景に黒字にタイトルと書籍概要

书籍名

プロ野球「热狂」のメカニズム ファン行动とマネジメントの计算社会科学

着者名

水野 誠、 笹原 和俊 (編著)

判型など

178ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2021年8月30日

ISBN コード

978-4-13-040303-0

出版社

东京大学出版会

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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热狂は、そこかしこに见られる、意外にも身近なものである。例えば、鬼灭の刃ブームやトランプのフェイクニュース现象、ビジネスの现场でよく言われるエンゲージメントとバーンアウト、アップルなどの强いブランドの信者など、枚挙にいとまがない。このことは、「热狂」が、様々な社会现象の根底にある共通のメカニズムを领域横断的に探るという魅力的なテーマであることも示している。
 
本书は、その端绪として、日本のプロ野球における「热狂」现象を様々な角度から分析したものである。特に、ウェブ上での比较的大规模な実験、大量のソーシャルメディアデータの解析、エージェントベース?シミュレーションによる研究をおこなっている点に特徴がある。これら3つの方法论を活用する人间?社会に関する定量的研究は近年「计算社会科学」と呼ばれ注目を集めている。
 
第1章では、社会心理学の観点から、集団としてのファンが「内集団ひいき」と呼ばれる行动特性を持つことが周到に设计された実験で示される。ファン集団が内集団ひいきの倾向を持ち、球団との同一化を强めることを、热狂の心理的基盘としてまず理解しておきたい。
 
第2章では、ツイッターのビッグデータを用いて、热狂の発生と拡散のリアルタイム性や动的侧面に焦点を当てる。试合が接戦になるほどツイートが短くなることや、试合中に生じるバーストがファンのポジティブな共感と関係していることが示される。また、热狂にともなうツイートの拡散には、公式アカウントが中心となるトップダウン型と热狂的なファンによるボトムアップ型があることを绍介する。
 
第3章では、前章で用いられたデータが別の角度から分析される。ツイートから感情語辞書を用いてファンのポティティブ / ネガティブな感情を測定し、さらにツイートの頻度や用いられた単語数を含めてファンの熱狂度合いを表す指標が検討される。そして分析の結果、貯金の蓄積に加え、直近の試合に勝つことが熱狂を加速させることが示される。
 
第4章では、ファンの热狂が生みだされる要因を探った先行研究を、チームの竞技力、魅力的な选手の存在、ファンのサービス経験、ファン同士の相互作用、戦力均衡バランスという论点にしたがって整理する。さらにファンの热狂がファンの消费活动、判断バイアスと暴力性、幸福感にどのような影响を与えるかに関する研究が绍介される。
 
第5章では、ファンの热狂がチームの强さに起因することを踏まえ、最强のチームを作るにはどうすればいいのかをエージェントベース?シミュレーションで検讨する。その结果はセ?リーグの选手データによって确かめられ、若い选手が多くても一定期间固定したメンバーで戦うことでチームの熟练度を高めれば、非常に高い成绩を残せる可能性があることが明らかにされる。一方で、その场合には、メンバーが歳をとるともに一気に成绩を落としてしまう可能性も示唆されており、チームづくりについて考える题材が提供される。
 
さまざまな热狂现象に関心のある方は、领域?分野を超えて、ぜひ本书を手に取ってほしい。
 

(紹介文執筆者: 経済学研究科?経済学部 准教授 稲水 伸行 / 2022)

本の目次

第1章 野球ファンはなぜ野球ファンなのか?
    ――ファンと助け合いの社会心理学 (中川裕美?中西大輔)
 
第2章 バースト现象としての集団的热狂
    ――いかに起こり、どのように拡散されるのか (笹原和俊)
 
第3章 集団の感情と持続的な热狂
    ――どう変わっていくのか (佐野幸恵?水野誠)
 
第4章 热狂を生み出すために
    ――スポーツマネジメントから見たファンの期待と影響 (佐藤晋太郎?押見大地)
 
第5章 热狂のための最强チームづくり
    ――シミュレーション?モデルと実証分析 (稲水伸行?一小路武安?坂平文博)
 
終章  「熱狂」研究のゆくえ
    ――プロ野球を超えて (水野誠?稲水伸行?笹原和俊)

関连情报

书评:
稲野和利 評「球団経営の道筋示唆」 (読売新聞 2021年10月17日)

 
书籍绍介:
「BOOKS」 (『広報会議』2021年12月号)


[出版話題]「野球の魅力を分析する書籍続々」 (岐阜新聞 2021年11月7日)

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