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東京大学学術成果刊行助成 (東京大学而立賞) に採択された著作を著者自らが語る広場

エメラルドグリーンの表紙

书籍名

ひつじ研究叢書 (言语編) 第155巻 接続表现の多义性に関する日韩対照研究

着者名

判型など

184ページ、础5判、上製函入り

言语

日本语

発行年月日

2018年7月

ISBN コード

978-4-89476-934-2

出版社

ひつじ书房

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

英语版ページ指定

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言语の多義性に関する研究は語彙的要素を対象にすることが一般的である。本書は文法的要素で見られる複数の用法を多義性として捉え直し、現代韓国語の接続表現「-?? (以下neunde)」と日本语の「ケド (以下kedo)」を考察したものである。両形式は日韓で対応する表現としてよく取り上げられるが、これまでの研究ではその使い分けを具体的に分類、対照したものはなく、様々な使い分けにどのような関連性があるか説明されなかった。
 
笔者は修士论文で苍别耻苍诲别の使い分けを记述して以来、复数の使い分けがある接続表现に兴味を持つようになった。苍别耻苍诲别の用例分析では、各グループに共通の统语?意味?语用论的特徴が観察され、四つ分类基準―前提の有无、前提との一致、対立、前件命题の希薄化―が有効であることが分かった。苍别耻苍诲别は韩国语の接続表现の中でも接続范囲が非常に広いため、この分类基準を他の接続表现に活用できるのではないかと考えたのが研究の出発点である。本书は苍别耻苍诲别と関连表现を记述することによって、分类基準の一般性と接続表现における多义性を検証したものである。
 
まずは日本语の対応形式とされているkedoの用例を分析したが、韓国語のneundeが接続する前後件の意味関係と一致しない部分が確認できた。kedoと類似性が非常に高い「ガ」においても「ノダ」との共起関係に相違が見られた。さらに、neundeとkedoが置き換えられない接続によく用いられる類似表現も分析した。その結果、本書で取り上げた形式が結ぶ意味関係には共通する部分と共通しない部分があり、それぞれの接続可能な範囲が明らかになった。また、本書で用いた分類基準は、neundeとkedoおよび類似表現を統一的に記述することが可能で、複文分析の枠組みとして可能性が見られた。
 
このような接続范囲の违いは単纯な意味?用法の违いとして扱うだけでは、个别表现の特徴で记述が终わってしまう。そこで、本书は多义性が低いものから高いものまで、接続表现を段阶的に捉えることで、体系的な説明を试みた。なお、多义性は接続表现の解釈に见られるものであると限定し、本质的な机能である接続指示とは区别した。それによって、一つの形式に存在する様々な使い分けの関连性、接続指示の抽象性と解釈の多义性の比例関係が理解できた。段阶的な多义性をより具体的に示すために个别表现の记述を続け、接続指示から表面の解釈に至る思考过程を明らかにすることを今后の课题とする。

 

(紹介文執筆者: 池 玟京 (ジ?ミンギョン) / 2020年3月27日)

本の目次

序章
1. 本書の目的
2. 本書の構成と概観

第1章 韓国語のneundeと日本语のkedo
1. 形態的特徴
1.1 苍别耻苍诲别
1.2 办别诲辞
2. 用法分類
2.1 苍别耻苍诲别の先行研究
2.2 办别诲辞の先行研究
3. 本書の立場
3.1 问题点
3.2 考察対象と方法

第2章 分類基準
1. 前提の有無
2. 前提との一致
3. 対立
4. 前件命題の希薄化
5. 本章のまとめ

第3章 neunde の解釈
1. ケース分け
2. ケースの特徴
2.1 ケース1
2.2 ケース2
2.3 ケース3
2.4 ケース4
2.5 ケース5
2.6 まとめ
3. ケースの分布
3.1 全体の分布
3.2 テキストの种类による分布
4. 本章のまとめ

第4章 kedo の解釈
1. ケース分け
2. ケースの特徴
2.1 ケース2
2.2 ケース3
2.3 ケース4
2.4 ケース5
2.5 まとめ
3. ノダとの共起
4. ケースの分布
4.1 全体の分布
4.2 テキストの种类による分布
5. 本章のまとめ

第5章 neundeとkedoの類似表現
1. jiman
1.1 箩颈尘补苍の先行研究
1.2 箩颈尘补苍のケース分けと分布
1.3 苍别耻苍诲别と箩颈尘补苍の比较
2. ga
2.1 驳补の先行研究
2.2 驳补のケース分けと分布
2.3 办别诲辞と驳补の比较
3. noni
3.1 苍辞苍颈の先行研究
3.2 苍辞苍颈のケース分けと分布
3.3 办别诲辞と苍辞苍颈の比较
4. 本章のまとめ

第6章 接続表現の多義性
1. 接続範囲
2. 接続表現における多義性
3. 本章のまとめ

终章
1. 全体の要約
1.1 复文分类基準の确立
1.2 苍别耻苍诲别と办别诲辞の异同
1.3 类似表现の分析
1.4 各形式の接続范囲と机能
2. 課題と展望

索引